薬屋と忍びのひとりごと〖薬屋のひとりごと〗 (ページ27)

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子一族の企みは
①子翠を楼蘭妃として後宮に入れ東宮を産ませ帝にして子一族が実権を握る
②上級妃とその子供を毒殺し皇位継承者を抹殺する
③壬氏を事故に見せかけ殺害し皇位継承者を抹殺
④新型の飛発(拳銃)の開発と量産
⑤子一族の領地に立てこもり反乱を企てる

こりゃ壬氏様頭抱えてるな……そしてこの任務で思ったのが

もし飛発を開発量産するなら子(ネズミ)を後宮入りさせ父親は高官の立場となり資金を少しずつ横領しこれを企てること

だがこれは予想であり証拠を押収出来なければこちらの諜報は無駄となり最悪反乱となる可能性があるが見解含めての報告に留めることにし帰還した

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『ただ今戻りました…文にて近況を報告しておりましたがご心配おかけしました』

父『まずは無事で何より。壬氏様と主上様への報告は私も付き添おう』

これ壬氏様結構オコなパターンかと思いつつ

『水蓮様、壬氏様と高順様は執務室にいらっしゃいますか？』

水蓮『えぇ。いるわよ』

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『壬氏様ただ今任務より帰還いたしました』

壬氏『麗華の見解含めた報告書読ませてもらった。子の一族に関しては主上の意見が最優先されるが報告書通りなら麗華が囮となる事も考えられる』

『調べた当初から覚悟はしております』

父『壬氏様…娘の無茶な行動は分かってますがこの子も母親譲りの頑固者で主の為ならと言う性分で本来ならお咎めを受けなければならないと思いますが父である私が責任を持ちますので』

壬氏『いやそれは麗華自身が体感しないと分からん事だ…麗華…俺がいつか皇弟とし戦場に行くとなり周りが止めようとも行こうとするならばお前はどう動く?』

『私が壬氏様に変化し赴きます』

壬氏『何故そう思った』

『……怪我して欲しくないので…』

壬氏『分かったようだな…お前にもらったあの和紙が何枚あっても心配ごとが増える』

『申し訳ありません』

壬氏『怒ってはない…ただ心配はかけるな』

『御意』