18 鍛錬 ページ19
私の休日や時間があれば父と共に軍部へ足を運んでいた
父『私の娘の麗華だ。歳は13だが武術においても1目置いている。皆、よろしく頼む』
『麗華です。倭国で忍びとして生きてきましたがこの國の戦い方など未経験なので御指導よろしくお願いいたします』
最初は嘲笑う者、親の七光り、官女のクセにと言われたが
槍での鍛錬、刀での試合をしていくと
武官『参った!!麗華の動きは読みずらくていつも敵わない』
『李白様は身長がありますのでそれを活かしながら足払いの時に体幹がブレないようにしてみてはいかがでしょうか』
李白『確かにな!!ありがとな』
『こちらこそ手合わせありがとうございました』
サシの勝負はもちろん複数人数でも息をあがらせることなく軽くいなす中
医療忍術と兵糧丸を試してみたくなりバテバテな人を見つけては
『これ兵糧丸と言って疲労回復するので飲んでください』
壬氏様に断りをいれ作った兵糧丸は私で実験済みで安全と効能はお墨付き
そして打ち身、切り傷に対して掌仙術を施したら國が違えど治ったからラッキーと思ってたら久々の呼び出し
『失礼いたします。如何なさいましたか?』
壬氏『まずは官女の任務と軍部での鍛錬ご苦労。武官達から聞いたが兵糧丸以外にも何かしてるな?』
『掌仙術という医療忍術で簡単な治療が出来るか試していました』
壬氏『結果としては?』
『はい!!内蔵損傷までなければ、打ち身、切り傷、骨折、縫い傷等治せます!!』
壬氏『喜んで言ってるがあまり他の武官に知られるとその力があるからと気が緩む者も出る』
『確かに気の緩みは隊としてはいけないですね💦以後気をつけます!』
壬氏様の部屋を退室後
壬氏『俺が主なのに他の者に…』
高順『壬氏様…口調が戻ってます。麗華は持てる知識で前線に出る時死傷者が少なくなるよう頑張ってるのはご存知でしょ?』
壬氏『分かっている……』
高順(大切な玩具を取られ拗ねてるのか…はぁ……)
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月18日 15時