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『母が……先代に殺されその配下達と交戦し忍び里の今後を考え壊滅させた天下の大罪人です…やはり怖いですよね』
壬氏『すまん辛い事を…長をなくした里を考え時に非情な判断をしなければならないのはこの國も同じだ』
『ありがとう。私には母から受け取った言葉、父、瑞月が居るから……!!ど、どうしたの?』
壬氏『いや……昔文で忍びの掟に〖決して涙流すべからず〗があると書いてあったから麗華の事だ
ここに来る間も自分を殺してきたのだろ?この時間だけは友として側に居させてもらえないか?』
『ありがとう……瑞月…』
14歳の瑞月は声変わりし中性的な顔立ちと長身だから抱きしめられた私はすっぽりと収まり
友として居てくれる瑞月に安堵しその日は眠りについた
翌日
水蓮『今の時間は大丈夫よ。官女の勉強してらっしゃい』
『ありがとうございます。水蓮様』
教本片手に勉強し挑んだ試験だが自己採点ではほぼ満点で後日合格と言う内容が届いた
高順『麗華、晧月から聞きました。試験合格おめでとう』
『ありがとうございます高順様。壬氏様がくださった教材や水蓮様のご配慮のおかげです』
高順『壬氏様も今日は一段と機嫌がよく執務も滞りなく進んでるから助かります』
『試験当日眉間の皺が一段と深く貧乏ゆすり激しかったですもんねww』
壬氏『悪かったな眉間の皺が一段と深く貧乏ゆすりして』
口先を尖らせ拗ねる姿は実年齢より少し幼いが確か5歳年上で通してるから笑えてくる
『それだけ心配してくださり有難いです』
壬氏『なら…いい』
高順『麗華…明日指定された服で面接と官女としての心得を聞き各部署に行きますが明日は時間厳守で』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月18日 15時