10 母との別れ ページ11
任務で数日家をあけており久々帰宅しそこで見たのは
『母様!!母様!!起きてください!!』
?『麗華…前々から西國に行っておったがこの忍里から逃れられると思っておるのか?』
『おじい…先代…貴方が母を?』
先代『此奴に勝てる者はワシしかおらんからな…そして麗華は〖御庭番衆〗を繁栄させる為婚姻し〖頭〗として皆を統率し時期〖頭〗を産む役目がある!!』
『ふざけんな!!母を殺 したこの忍里に居続けると思ってるのか!!』
家の外、天井、そして頭の後ろ含め今でざっと30人……舐められたものだ
『信じられるのは己の業のみ果てさて何人生き残れるかな?鬼神となった私が〖15代目〗として先代を筆頭に全員地獄に堕としてやるよ!!』
先代とその側役や加勢が加わりその者達を葬った後
〖頭〗を失った里の今後を考えた時私は非情な判断をした
それは…
この里を血の涙を流しながらの壊滅
╴ ╴ ╴
父『麗華!!顔色が…もしかして…』
『父様ごめんなさい。母様は今後どんな事があっても振り向かず前を向き主様をお守りしなさいと言ってくれた数日後……これは母様の遺灰』
父『麗華……酷な質問だが』
『先代が母を殺 し…私は里を壊滅させた』
父『すまない…まだ13歳なのに…大丈夫か?』
『母様の言葉もあるし父様も瑞月様もいるけど…』
父『けど?』
『母様の弔いが出来て父様にも会えてほっとして泣くのが普通なのに泣けないって酷い娘だね』
父『父様はそうは見えない…心を痛め母様の為に戦った麗華の心はきちんと泣いてる。ほらおいで』
『うん…父様…もう弱音吐かないから。瑞月様だって戦ってるから』
父『そうだな…麗華…少し休みなさい』
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作者名:ひかる | 作成日時:2023年12月18日 15時