皆集まれェェエエ！！自由な私達の(非)日常的学園物語！5【オリジナル合作小説】 (ページ27)

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何気にいじめっこ初登場【雛猫(キノコ)】ページ27

昨日どこか懐かしい悪夢を見た。

あの夢の後、一回起きて水を飲んだ。
あんなにすごい夢だったのに、私はどこか落ち着いていた。
次に見た夢は覚えていない。

「ねえ！あんた！モブ野美智！聞いてんの！？」

？？？
あれ、いじめっこだ。
いつのまにか私の目の前に来ていた彼女は何故か高笑いをしている。

「ついにお耳がおかしくなってしまったようね！それとも何？私が怖くて何も言えなくなってしまったのかしら？おほほほほ！」

うーん…顔を赤くされて言われてもなぁ…
いじめっこは自覚がないみたいだけど。

そうだ、ここで私のクラスメートのいじめっこについて説明しておこうか。
本名は…あれなんだっけ…佐藤とか山田とかゴルゴンゾーラとかそのあたりだよ。(適当)
あとはそうだね、今みたいに私によく絡んでくるくらいかな。
本人はこれをいじめと言っているけどこれはどう考えてもいじめじゃないよね…
てかいじめって悪いことなんだよ？今は人畜無害だからいいけど…

「あーもう、(ｰｰ;)って感じの顔してんじゃないわよ！少しくらい反応したらどうなの！？」

ありゃ、ちょっと無視しすぎたか。涙目になってる。
(自称)いじめっこ、いいのかそれで。
とりあえず謝っておくk「おはようございます、モブ野様、いじめっこ様」

お、雪子さんがやっと登校してきた。
友達とかそういうのではないけれど、いじめっこ繋がりで何回か話したことがある。
関係としては普通のクラスメート…のはずだ。

「ちょっとあんた！何回言ったらわかるの！？私のことは本名で呼びなさい！」

「あ、雪子さんおはよう」←無視

雪子さんは幽霊だけどなんかの術を使って霊感がない人でも見えるようにしているらしい。
私以外の人には足があるように見えているようだし、結構上級霊だと思う。
それにしても…昨日あんな夢を見たからなんか変な感じだなぁ…

「そうそう、昨日変な夢を見たのですが…」

「え」

「だから無視すんなって言ってんでしょ！」

まずい…雪子さんも私と同じような夢を見たのだとしたら…
きっと私の趣味がバレる！！
雪子さんは幽霊。人殺しにうらみを持っている可能性もある…
流石に私も幽霊を殺すことは出来ない…記憶を消すか…！？

「死神になって、猫みたいな化け物と戦っている夢だったのです」

「ゑ」

「そんなことはどうでもいいのよ！私を空気にしてんじゃないわよ！」

なんだ、安心した。
てか何だその夢。

こうして今日も私の非日常な日常が始まる。