【鎧武】おにーちゃんと俺『バロン』

23.蜜柑 ページ25

―――――ペコside

ムー・・・ザックほんとなんなの！！

「Aみてぇーな料理の味・・」

「そうなの？」

「着飾った味・・全然伝わってこない気持ちが見えないから美味しくない」


その言葉に俺は怒った。


けど、今日はAと買い物！楽しみなわけよ！俺も！！



・・・・・


そう！オレ「も」！！

戒斗さんいつもより髪決まってるからねぇ・・←


とか言っときながら・・A髪切る前可愛かったけど
今ジャ○ーズとか並のイケメンなんだけど、てかそれ越しそう。


戒斗さんと二人で並んで服選んでるんだけど・・・
二人の周り人群がり過ぎ！！


「あ、あの・・写真良いですか？」

顔真っ赤にしてる女の子いるよぉおお！！！
マジで？！てか本当にそんな子いるんだ！


「えっ？俺？・・・芸能人でも何でもないけど・・・」

「ビートライダーズの一員なのだから芸能人も同然で構わんだろ」

「何ソレ新常識・・・、構いませんよ」

そう言ってカメラを友達に任せてAの横に立つその人。
どうやらこの店の店長さんらしい。

ん・・、何のモテテクだよA！！完璧芸能人じゃん！！
女の子の方に腕を回して顔を近づけて撮ってた。

「俺なんかに・・君みたいなかわいいこ、彼氏に嫉妬されたら俺どうしよ」

フッっと笑ったAがカッコ良すぎて俺は店をでた。

すると


「お前・・バロンの・・・」

「ガイム・・・」


はぁ・・ろくな事が無い・・

「ペコ！勝手にお店から出ないでよ！！・・・？友達？」

「友達なんかじゃないよ・・ゴメン今戻るー。Aってあんな性格だっけ？」

「会社の上司のマネしてた」

「マジで(笑)」

「ちょっと飲み物買うから戒斗さんとベルトでも選んどいて？」

「おう♪」

そう言って戒斗さんとAのベルトを選んでた(笑)


――――Aside

「あの・・ガイムさん？」

「んぁ？・・・あぁバロンの奴と一緒に居た・・」

「俺Aって言ってこん前バロンに入ったばっかです」

そう言って自己紹介すると彼も

「俺は紘汰、葛葉紘汰だ。」

「近くで見ればなかなかイケメンボーイだな、宜しく」

「そんな事ねぇってお前だってさっき女の人に囲まれてたじゃねーか、こっちこそ」

「見てたんだ(笑)」

握手して「またね、こっち買い物中だから」と言って手を振ると
「おう、またな！」って元気に手を振り返してくれた。



なんだか良い人そうだな・・戒斗さんやペコとは違った・・

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