24.英雄 ページ26
いくらかの店を回りバンバン服を買いまくっている時だ。
カフェに足を落ち着かせた。
「あー・・めっちゃ買ってるね、紙袋いっぱい。」
「高校生はこんなに金銭が余裕になるものなのか?」
「俺働いてるんで」
飲み物をすすっては、足を休ませ外で風船配りのバイトをしている
葛葉さんを見つけた。
「ちょっと気になる服あった店あったんで試着してきますね」
「え?」
「ついてこなくていいから!」
おして荷物をすべておいたまんま外に出た。
――
「うさぎさん、風船頂戴♪」
肩をトントンとたたけば葛葉さんが「え?!」って。
「かぶる前見ていましたので・・」
と彼にだけ聞こえるように呟けば「お、おう・・」戸惑った声が聞こえた。
「あ、そこの僕・・ヒーローになりたい?」
ヒーローの人形をもっている少年に声をかけた。
「うん!」
そう言ったのを見て葛葉さんは少年に風船をあげた。
「有難うウサギさん!」
親の元に走る少年を私は眺めた・・羨ましいなって・・
「うわっ」
少年が転げてしまった。
「あ、風船・・」
その時風船を手放してしまって・・
私は走って腰くらいの柵まで飛んで片足でまた片足でとんで風船を掴み着地した。
膝ちょっと痛い・・(笑)
「はい、膝大丈夫?気を付けてねボウヤ」
「うん!有難うお兄ちゃん!」
「どういたしまして」
フフンと微笑む少年を見ていると私も心が少しばかり晴れた。
―――紘汰side
バロンの奴にあったと思えばAっていう奴にもあった。
そいつにまた臨時バイト中に会った。
カッケェ・・・って思う、ホント。
「葛葉さん・・電話番号交換しませんか?」
「え?あー今もってねぇーや。風船配り終わるまでがバイトだから・・」
「え?そんじゃあ手伝うわ」
なんかカッコイイな・・何だろうこの違和感は・・
ま、いっか・・・
「サンキュ!」
「おうよ」
半分俺の手から取って小さい子に配ってた
女の子にモテてた←
すぐ終わって荷物を取りに行き手渡しされた給料も鞄に入れて
「お前のおかげで上手くいったぜ!」
「そんな事ねぇーだろ(笑)ホイ」
ケータイを出していつでもOKにしていた。
「お、ワリィワリィ。」
「うっし、有難うな。俺チームバロンではあるけど踊るの好きだから
そのガイム?にいつでも呼んでな」
そう言って笑う姿は高校生とかっぽくて
「良いぜ!そん時はすぐ来いよな!」
「おう、もうそろそろ連れに心配かけちまうから・・んじゃな」
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アイカ(プロフ) - 幸部若さん» なるほど! (2015年7月27日 23時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
幸部若(プロフ) - アイカさん» コメント有難うございます!佐野岳さんのtodayで40秒以内にクリーム〜の話を参考に17話書かせて頂きました(*^_^*) (2015年7月27日 23時) (レス) id: 9dc5aa830c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 流石戒斗さんwww (2015年7月27日 23時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸部若 | 作成日時:2015年7月5日 23時