人生もゲームもバグだらけ4【ぬらりひょんの孫】

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「ぬらりひょんの孫の、姉」

「…………………」




その鬼からは既に戦闘の意は感じられなかった
故に私は最低限の警戒はしつつも、さっきまでの緊張感は持たずただその者の言葉を待った




「貴様、名はなんという。拙者は鬼童丸」

「……奴良組二代目、奴良鯉伴が娘。奴良A」

「奴良A……貴様、何者だ？」




…………いや、こいつなんかさっきから何？？
ただ者じゃないとか何者だとか聞いてくるけど




「……ぬらりひょん……デス」

「……しらを切るか」




いや、嘘は言ってないんですが
というかテメェも孫か、みたいなこと言ってただろうがよ




「まぁいい。いずれ貴様ら孫と戦うことになろう。
その時に分かればいい」

「だから嘘ついてないんですけど……」

「残りの短い人生をせいぜい楽しめ、ぬらりひょんの孫らよ」

「どいつこもいつもジジイってのは耳がおかしいのか？」




結局鬼童丸はそのまま帰っていった

え、なにこれすげぇ腑に落ちない




「…なんかめっちゃ嘘つき扱いされた気分なんだけど」

「Aお前京妖怪に目ぇつけられたな！」

「なんでそんな淡島嬉しそうなの？？」

「なんでもいい。
リクオ、今の技を忘れねぇうちに反復するぞ」

「おう」

「姉も今の使えるんだよな。冷麗」

「どれの話かは分からないけど、Aはもうだいぶ仕上がってるわよはっきり言って。
戦闘のセンスだけはピカイチだったみたいだからこの子」

「だけって何？ねぇだけって？？」

「実践場に行くぞ」

「オール無視かコラァァァァァ！！！！」


















(あぁ、あと料理が美味しいのは素敵よ、A)

(なんだその付け足したみたいな褒め言葉)

(本当のことでしょ？)

(コホッコホッ、Aって魅力的だとは思うけどバカが上回るから台無しなのよ)

(何この突然の集団リンチ)

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