みんなで旅しよう ページ18
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───数日が過ぎた
「ハァッハァッ」
「っしゃオラァ勝った━━━━！！
ヴィクトリィィイイイイイイイイイイ！！！！」
「うるさいぞ姉！！！」
「ごめん」
怒られた
「ハァ、ハァ…
A、あなたの成長速度おかしいわよ…
まだ数日よ？」
「そりゃもう冷麗に言われたこと修行外でもずっとやってたからね」
私の第一の目標は畏を解かぬこと
つまり畏れに慣れること
そしてそれを簡単に断られないこと
ここに来た日に畏れを発動させてから寝る時以外はずっと発動させ続けたことで解かないことも慣れることもクリアした
断られないことも断られるよりも先にまずは断つことにした
ぶっちゃけそっちの戦闘はむしろどんと任せろタイプだから簡単だった
「じゃあ少しずつ応用もしていきましょう」
「はいよ」
ギンッギンッと隣でやってるリクオとイタクを見て、やってるやってるー、と内心笑っていると淡島が慌てたように駆け込んできた
「たいへんだぜリクオォォ！！A！！」
「！！淡島」
「え？なにごと？」
「京都方面に行ってる遠野のモンから連絡があった！
陰陽師は壊滅だ！！」
「「！？」」
「京都が……羽衣狐の手に落ちるぞ！！」
私たちは思わず目を見開いた
「陰陽師が壊滅…！？」
「詳しいことはわかんねーが…
手練の陰陽師が軒並みやられたらしい」
「軒並みって…」
「てめぇ京都に友達がいんだろ！？
今すぐ助けに行くべきだぜ！！
今のお前なら里の畏は断ち切れるはずだろ！？」
淡島の言葉にリクオは黙り、何かを考えているようだった
一体何を考えているのというのか
「なぁ、姉貴」
「……え？私？」
まさか私が話しかけられるとは思わなくて変な返しをしてしまった
「ジジイがあの日言った言葉、覚えてるか」
「ごめんどの日ですか」
「オレがジジイにボコられた日」
「あの日ですね、はい、覚えてます」
イタクたちは事態が事態なだけに、気をつかって私たちの会話に割って入ってこようとはしなかった
「あの日、ジジイは姉貴を京都に連れてくっつったオレに姉貴を道ずれにする気かって言った」
「……そうだね」
ゆっくりと、リクオは振り返って私を見た
「……はっきり言って姉貴にはゆら助ける理由はねぇし、姉貴は元々京都行く気なかっただろ」
「うん」
「……それでもあんたをオレは連れていきてぇ。
ついてきてくれつったら、ついてきてくれるか？」
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(名前)ことみ(プロフ) - いつも、楽しく読ませてもらってます！ぬら孫の転生のものを探していてこの作品に出会い更新が来るたびにすごくたのしみにしてます！！これからも作品楽しみにしてます！！ (2020年1月4日 20時) (
レス) id: eb62bdd2ac (このIDを非表示/違反報告)
キカ - 明けましておめでとうございます！今年も楽しく読まさせていただいてます！次が楽しみです！更新頑張ってくださいね！お体に気をつけてください。応援しています！ (2020年1月2日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ムクロさん» ムクロ様、コメントありがとうございます！気に入って頂けて光栄です。これこらもよろしくお願いします！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - コメ失礼します！むっちゃ面白い！凄ェ！ 面白すぎて1から一気読みしてここまできましたwこれからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月29日 19時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 神威さん» 神威様、コメントありがとうございます！いやいや、文才なんかありませんからマジで…でも気に入って頂けたのなら嬉しいです！ぜひこれからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年11月29日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年11月14日 23時
