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「あんたに溺れて、見失うところじゃった」




ゾワリ
背を走ったのは、なんだろうか
今のが何なのかわからないが、今わかるのは…
私はぬらりひょんに気圧されたということ




「そろそろ返してもらうぞ、羽衣狐」

「!!」




『羽衣狐』
それが淀の方様の妖怪の名前か




「行くぞ。ここからが闇────



妖の………………本来の戦じゃ」




その瞬間、ぬらりひょんの姿が消えた

あぁ、姿を消すのが…ぬらりひょんの力なのか
そう思っていると、妖怪である淀の方様には居場所がわかるようだが何かに苦戦していた
さっきまでの流れるような動きではなく、無理に尾を動かしているような

尻尾が目の前の何かを弾くと、ぬらりひょんと持っていただろう刀が飛んだ




「同じことを!!!」




目の前で起っているのに、何が起こっているのかわからない
しかし次の瞬間には私は淀の方様の腕から解放され、淀の方様の顔には大きな刀傷を負わせられていた




「ガッハ…が、ぐぅ…」




どく、どく、と斬られた傷がやけに痛むことで普通の刀ではないことに気づいた羽衣狐はその刀はなんだ。と聞くもその質問の答えが帰ってくる間もなく、羽衣狐の顔からおびただしい何かが天井を突き破り抜けていく




「おおおおおおお!!!ぬ…ぬけてゆく!?
こ…これは…ワラワの妖力が抜けてゆく!?」




なんとも禍々しく、そしておびただしいあれは羽衣狐の妖力だった




「まま待て…どこへ行く…戻りやああぁぁ!!
何年かけて集めたとおもうとるぅ━━━━!!」




突き破って抜けていった妖力の後を追うように羽衣狐もその穴から上へと出て行った
そんな中ぬらりひょんは目的のAの名を呼び、探す




「総大将!!ここはオレ達に任せろ!!」




牛鬼の声に振り返ると、牛鬼のそばにAがいたことにホッとするものの彼の言葉に耳を傾ける




「あんたはあいつを追え!!
とどめを……刺しにいけ━━!!」

「牛鬼……!!まかせたぞ!!」

「待て!!行かせんぞ━━━!!」




総大将の邪魔をさせる奴良組ではない
後を追おうとする京妖怪の行く手を阻む奴良組妖怪たちに京妖怪たちは顔を歪めた



その中、私は何か嫌な予感がしてたまらなかった
何だこの嫌な予感は
拭いきれぬ、不安




「っ、牛鬼と言ったな!」

「姫様?」

「今すぐ私を抱えてぬらりひょんの後を追え!!」

「な、何を!?」

「いいから早くしろ!!!」



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カリディア(プロフ) - 最高です!続き楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年7月25日 21時) (レス) id: dddfdc4b55 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 応援してます! (2019年7月17日 22時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポケモンラブさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆりさんさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 続き気になりすぎてやばいから更新お願いします! (2019年7月17日 16時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 17時

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