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妖狩り ページ7

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━━京の都
━━━闇に包まれた、夜




「ハァ、ハァ」




赤子を抱いた女人は必死に何かから走り逃げていた
しかし突然何かにぶつかる




「!?と……通れない!?何もないのに…」




そこには何も無い、けれど前に進めない
恐怖から顔が歪むその女人はずるりと足首に魚がまとわりついたことに気づく




(すすめない………!?そんな…そんな…)




その女人は何から逃げていたのは
それはもちろん、生き胆を狙ってくる妖怪だ




「うわぁぁ…ヒィッ、お、お願い…こ…この子だけは…」

「ギヒヒ…よくやったぬりかべ、三途魚…赤子の生き胆…
喰らえば百人力の妖になれるという…」




囲うように集まった妖怪たち
女人は赤子だけは助けてくれと命乞いをするも…




「女よ逆じゃ喜べ…ワシの力となるのだから!!」




妖怪が女人へと襲いかかった瞬間、後ろのぬりかべが何者かに斬り捨てられた
女人は何が起こったのかわからず涙を流しながら振り返る
しかし、次の瞬間声を上げたのはその女人ではなく女人を襲っていた妖怪たちが脅えたように叫んだ




「ぬ…奴良組だぁぁぁああああああ!!!
奴良組が出たぞぉおおおお━━━━━━!!」

「さぁて今日もいこうか…お前ら。妖狩りだ」




奴良組と言われたその妖怪集団
その中心にいる銀にも見える金髪と黒の髪を持った男は妖狩りだと言った
その言葉を合図に妖怪が、妖怪を襲う




「貴様らの大将は誰か!?この牛鬼が相手になるぞ」

「はは、やはりお前が一番の出しゃばりか。
よこせ、えりまきにする」




牛鬼と名乗った男の手にはたった今殺したばかりの犬妖怪がいた




「…………お役に立てて光栄…」




人間から見ていても、奴良組とやらと相手の妖怪では圧倒的な力の差があった




「ふふ…ステキですぅ」

「だろう雪女。これがワシの組じゃ。ハッハッハ」

「いいえ、あなたがステキなの。総大将(ぬらりひょん)様…」

「やめろ。ワシを殺す気かい?」

「あら、一度くらいいいじゃない。妾と口吸ひ」




妖怪から逃げていた女人はがたがたと震えながら、ぬらりひょんと呼ばれた男へ助けて、と震える声のまま言えば彼はまだ居たのか、と言いたげに笑った




「ゆけ…生き胆なんかに興味はない。
ましてやしょんべんくせぇ赤子の胆なんてな。
ワシは…魑魅魍魎の主になるんじゃからな…」




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カリディア(プロフ) - 最高です!続き楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年7月25日 21時) (レス) id: dddfdc4b55 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 応援してます! (2019年7月17日 22時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ポケモンラブさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆりさんさん» コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年7月17日 21時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンラブ(プロフ) - 続き気になりすぎてやばいから更新お願いします! (2019年7月17日 16時) (レス) id: 90acc880a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月6日 17時

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