ディーヴァ(エグゼイドの章) ページ4
「えっ…」
「「ええええええっ!!!???」」
誰もが驚くこの事件が起きるその、一時間前_______________。
「そういえば、兄さん…私って変身できないのですか?」
「…試してみたことはなかったが…どうだろうな、やってみなければわからないな」
昼下がりのCR。皆は忙しくてここには私と兄さんの二人だけ。
いつものちょっと可笑しな兄さんは珍しくドレミファビートなかで大人しくしている。
「…そうですか…」少し残念…なんて思いながら呟くと
「変身したいのか?」不思議そうに兄さんは首をかしげる。
「あっ、いや、別に…ただ…変身できたらもっと皆の力になれるのかな…って…」そう言うと
「変身しなくても君は充分に強い。…それは君を復活させた私が…神だからなァ!!!」
「はいはい…」やはり兄さんは兄さんだった。
「あ、でも、私ってゲーマドライバーって使えるんでしょうか?…いや、あれからバグスターとして完全体になりましたし…」
「君は変身するな。心配になる。」私は適当に独り言を放ったつもりだったのだが、どうやら私は神だとかなんとかブツブツ独り言を言っていた兄さんは聞いていたらしくポツリと呟いた。
心配になる。そう言ってくれた兄の言葉に何とも言えない嬉しさで胸がいっぱいになった。
「ありがとうございます…兄さ………」兄さん。そう、言い終わる前にバグスター出現の通報ベルが鳴る。
咄嗟に兄さんを見るが、兄さんはドレミファビートの牢屋から出られない。それに私は鍵を持っていないので当然兄さんをそこから出すこともできない。
「こちらCRですっ!今すぐそちらに向かいますので安全な場所で待機してください!」変身は出来ないけれど永夢先生達がいつ来ても大丈夫なように。
少しのダメージなら…
「あたえられるっ!」
私は拳を握りしめて、兄さんを見つめ頷いた。
「兄さん!ここで待ってて!!」
「待てっ…イロハ!!!」
兄さんの呼ぶ声がした気がした時にはもうCRを飛び出していた。
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リナっち(プロフ) - こんばんはm(__)mお疲れ様m(__)mごめんなさい(/´△`\)さっき知ったよ(/´△`\)ごめんなさい(/´△`\)また話読める(〃ω〃)嬉しいよ(///∇///)無理しないでね(/´△`\)あたしもがんばりますm(__)m 体調崩さないでね(。´Д⊂)新潟県、雪降ったよ(´д`|||) (2017年12月8日 19時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいす | 作成日時:2017年8月27日 22時