迷い込んだのは… 一人の巫女？ 肆 【文スト】

◇百六、 いい湯の後には ページ10

グー

◇A+鈴神
◇鏡花
◇敦
◇乱歩
◇国木田


パー

◇太宰
◇谷崎
◇賢治
◇与謝野
◇ナオミ
◇雩鈴



鏡花「Aと一緒だ。」

『イェーイ！ じゃあ私達から行ってきますね〜』

太宰「あ〜ぁ、一番乗りに浴衣姿見たかったのに…」




なんやかんやでぞろぞろと温泉に向かった。女子は鏡花ちゃんだけだったから、ちょっと安心した…。

何というか…与謝野さんとナオミさんはStyleが良さそうだから。でも鏡花ちゃんも足細いよなぁ…。



女湯と男湯に別れ、私達は更衣室に行った。人は誰もいなくて、言わば貸切状態だ。

ちなみに鈴神はこっちに来ている。(今は狐)性別的には男性に近いが、神使というのは曖昧でドラゴンのようにはっきりとは決まっていない。
前からお風呂に入ったことはあるし、もう慣れてしまった。


髪を洗って体も洗って、ついでに鈴神も綺麗にして、外にあった露天風呂に浸かった。

あー、いい湯だなー…


鏡花「…A、その傷如何したの？」


『ん？ …あー、これは…』



鏡花ちゃんが指差したのは、私の左肩の傷。前に送り犬を封印しようとした時に負った傷だ。



『ちょっと仕事中にね…、でも、もう治りかけてるし、大丈夫だよ。』


鏡花「其奴は殺ったの？」


『…？あぁ、うん。封印したよ。』


鏡花ちゃんはよかった…と言ってまた湯に肩を沈めた。

…勘違いかもしれないけど、鏡花ちゃんの言った言葉がただの「やった」ではなく「殺った」だったような気が…。


鏡花「A、そろそろ上がろう。」


『うん、そうだね。』



湯にのぼせた鈴神をなんとか動かし、更衣室に置いてあった浴衣を着て外に出た。









…コーヒー牛乳あるかな。

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