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◇百五、 グーとパーで ページ9

お昼も食べ、ここら辺のご当地グルメを制覇したしそろそろ旅館に帰ろうと道を歩いていたら、袋いっぱいに駄菓子がつまったのを持っている乱歩さんに会った。


『あ、乱歩さんもお帰りですか?』

乱歩「うん。丁度よかった、旅館まで案内してよ。」


あ、迷子だったんですか。
確かに乱歩さん、電車の乗り方とかも全く分かろうとしてなかったもんな…。


『分かりました。じゃあ行きましょうか、』


私達はまた歩を進め、旅館まで歩いて行った。和風な街だけど何処か新しい、オレンジのアスファルトを何個も超えて行くうち、


この面子、見たことないな。


とか思いながら。



ー旅館ー


『ただいま〜。』

「明らかに家気分じゃないか。」

『あ、雩鈴体調治った?』
「はい。ご迷惑をおかけしてすみません。」

「おい無視するn」

『そういやここらで絶品のお赤飯手に入れたんだけど』

「よしでかした。」

太宰「いや、何この会話…」



いつも通りですよ、と答えて私は足が疲れて座布団に座りこんだ。

鏡花ちゃんが心配そうに見ていたので、大丈夫だよと笑顔を見せると私の横にちょこんと座った。妹のようだ。


国木田「全く…勝手に行動するからだ。最近の若い者の典型だ、お前も」


お前も、ということは、もう一人は敦くんかな。前、アニメを見ていた時にそんなことを言っていたような気がする。ここは少し謝っておこう。


『はい…ごめんなさいお母さん。』

国木田「…俺はお母さんなどではない!!」


あれ、何で怒ったの!?
なんか太宰さん笑ってるし、鏡花ちゃんお茶すすってるし、敦くん苦笑いだし!


谷崎「まぁまぁ…、そろそろ温泉入りましょう。大人数で行くとあれなので…ココは半分に分かれませんか?」


ナイスタイミングです谷崎さん。


ナオミ「流石お兄様。そうですわね…じゃあ、グーとパーで分かれましょう。」


おお、流石兄弟。確かに大人数で行くと迷惑かもしれないし…。分かれた方がいいかも。
よし、私が言おう。というか言ってみたい。






『行きますよー、グーかパーで分かれましょっ!』

◇百六、 いい湯の後には→←◇百四、 聞く耳持たず



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ふぃりあ(プロフ) - 獣兎さん» ありがとうございます!! そう言ってもらえてとても嬉しいです。´∀`*)b (2017年10月8日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 今迄この作品を読ませていただいてました。とても面白かったです! 更新を楽しみにしておりました*(^_^)* (2017年10月8日 16時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 桜刀/夢悪蝶さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです…、更新頑張ります! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜刀/夢悪蝶 - 続編おめでとうございます! 文ストはあんまり見ないけど、ふぃりあさんの作品を見て興味をもちました! 投稿頑張ってください! (2017年9月28日 20時) (レス) id: 1ef74e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - Maiさん» ココ、コメントありがとうございます!(・・、) そうなんですね!私も初めて知りました…。これで更新頑張れます。 (2017年9月19日 22時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年9月17日 19時

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