◇百九、 情がある程 ページ14
『鈴神…、これって…』
「あぁ、恐らく妖怪の所為だろう。」
やっぱりか…私の前で出たからには、封印せざるを得ない。他の人に被害が出たら大変だ。
何でいつも行く先々にこんなことが毎回起きるのだろう。
…今回は、巻き込みたくないな…。
勿論、探偵社のみんなの事だ。
折角仲良くなれたんだ。絶対に巻き込みたくない。
『…今夜、片付ける。みんなには言わないでおいて』
「…分かった。私も尽くそう」
こういう時だけ、こんなこと言うんだ…。鈴神が自分から言うってことは、相手の妖怪は余程手強いのかもしれない。
ナオミ「Aさーん、なにしてるんですかー?」
『い、いえ!今行きます!』
私は部屋に戻って行った。
ー深夜二時ー
『…みんな寝たかな』
みんななかなか寝てくれず、結局十二時くらいに寝始めた。
でもこの時間帯で良かったかもしれない。他の客もいるだろうし…
「そろそろ行くのか?」
『うん、行こうか…』
そして私達は、また廊下に出た。
…静かな深夜に妙に響く足音。
これだけ聞いたら怖いが、その足音は自分達のものなので全く怖くはない。
それよりも、あの絵が全然見つからない。
私が一人にならないと現れないのだろうか。
だとしたら、何が目的…?
「…主、この廊下長く感じぬか?」
『…え?』
言われてみれば、確かに長い。
これは__あの時と同じ現象だった。
◇百十、 この旅館では…→←◇ 本編じゃないです、すみません!
162人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぃりあ(プロフ) - 獣兎さん» ありがとうございます!! そう言ってもらえてとても嬉しいです。´∀`*)b (2017年10月8日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 今迄この作品を読ませていただいてました。とても面白かったです! 更新を楽しみにしておりました*(^_^)* (2017年10月8日 16時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 桜刀/夢悪蝶さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです…、更新頑張ります! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜刀/夢悪蝶 - 続編おめでとうございます! 文ストはあんまり見ないけど、ふぃりあさんの作品を見て興味をもちました! 投稿頑張ってください! (2017年9月28日 20時) (レス) id: 1ef74e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - Maiさん» ココ、コメントありがとうございます!(・・、) そうなんですね!私も初めて知りました…。これで更新頑張れます。 (2017年9月19日 22時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年9月17日 19時