【鬼滅の刃】鬼舞辻 無惨の妹は最強で兄嫌い 参

兄妹の想い　参 ページ4

「はぁはぁ・・・」

攻撃が当たってもすぐに癒える
これじゃあ何の意味もない
途中で炭治郎が来たけど
堕姫の相手で精一杯みたい
こうなったら・・・

「最後まで残したかったけど・・・
死ぬよりはマシだよね・・・」

ビキッビキビキ

私は鬼化をした
何分持つかな・・・

「血鬼術・風化決別・改」

ビュン！！

妓夫太郎の首には届いたがかすっただけだった
クソ！！駄目か！！

妓「弱いなぁ」

「あー五月蠅い五月蠅い五月蠅い・・・・」

そんな事分かっている
鬼でも弱いのは分かっているんだ
足手まといなのは、でもこんな私を・・・

「必要にしてくれる人が居るんだ！！
私はその人の為に生きる！！鬼だとしても！！
血鬼術・一騎当千！！！」

私は妓夫太郎の首を切った

「やった・・・(パタッ)」

私の意識は飛んだ
あとは・・・堕姫の・・首を・・切るだけ・・

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ドォン！！

大きな音と共に私は目を覚ました
目の前は大きな木の破片が
私の上に乗っかっていた

「炭治郎・・・善逸・・・伊之助・・・
宇随さん・・・・禰豆子ちゃん・・・」

私は体を動かしてそこから動こうとしたが
木の破片が私の足に刺さっていた

「ぐっ・・・ううぅうぅぅ・・・」

早く早く・・・まだ鬼は生きている
皆も生きている、戦っている
行かなきゃ私も・・・行かなきゃ

「血鬼術・・・風化決別・・・改！！」

バキバキッ！！

風で木の破片をどかして
急いで皆の色の方へ向かった

「待っていて・・・誰も・・・・
もう・・・死なせるものか！」

私がその場に着くと
鬼に指を折られた炭治郎
腕を無くした宇随さん
足を破片に挟まれた善逸
胸を刺された伊之助

「あ・・・・」

『大丈夫、皆の色は消えていない』
『まだ生きている』
分かっている・・・
『呼吸を整えて、落ち着いて』
分かっている・・・
こ・・呼吸を・・・駄目だ・・・
技を・・・出し過ぎた・・・

妓「あ”？ひひっ良かったなぁ
生きてたぞぉお前の仲間がぁ」

炭治郎は涙目で苦しそうな顔をしていた
ごめんねごめんね私が眠っていたせいで
あぁ・・・すぐに殺すから・・・

血鬼術・一騎当千 極

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