訳ありすとぷりメンバー2

85話 ページ37

会計の時、ケーキの感想を春人くんに述べると


めちゃくちゃ嬉しそうな顔をして


春｢実はあれ僕の発案したケーキなんですよ...w

作ってるのも僕だったり？｣



なんて頬を描きながら言ってきた。




『え！？そうだったのね、すごく美味しかったよ！ありがとう！』



とまた感想とお礼を言うと




春｢えへへ、感想のお礼で今日は僕持ちでいいですよ！またのお越しを！｣



と背を押されてしまった。




たまにあるのだ。




はぁ。




『一体何人の女性を落としてきたのやら』




そう思いながら暇つぶしに美月の家へ転がり込んだあとシェアハウスへの帰路に着いた。




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玄関のドアを開けるとそれはそれはもうニコニコ笑顔ななーくんがおりまして。



家間違えた？と本気で思いたかった。



現在の時刻は午後8時である。




『あー。あはは、ただいま♡』



ゆづちゃんスマイルで言ったものの



な｢おかえり♡｣



なーくんスマイルの方が可愛かった(訳：怖い)



リビングに行くとみんな勢揃いで何やらご機嫌ななめ。



『どうしました？』



ニコニコと聞くも



る｢こっちのセリフです！｣



と次は天使の笑顔で返された。




でもね！？その笑顔を作る前真顔だったから!!


騙されないで！




ジェ｢何してたん？｣




まぁ隠すことなんてないし




『ケーキ食べて美月と遊んでた！』



素直に言うと




こ｢女の子だけで？｣






と返されるので





『いいや？ケーキは一人で食べたよ。その後に美月の家に行ったの！』




と言うと何やら引っかかるようで



さ｢それって前のケーキ屋？｣



『うん！最近はあそこでケーキ食べながら音楽聴いて本を読むのが趣味なのです！』



が、そんなことも言ってられなくて




莉｢俺らほっといて一人で本読むのが趣味なんだ...。へぇー。やっぱりＳなの？

寂しい俺らをほっといて一人で本を読むの？へぇー。｣



と耳を垂らして言ってくるの。






効果抜群よ




そしてトドメ





る｢...。なんで誘ってくれないの...。｣





胸が痛かった。







でもね。そんな時間もつかの間







な｢で？楽しめたの？｣






組長のキラキラ笑顔が痛いです！




『うん。』



な｢それは良かったね！｣



『うん。』


ここまでは良かった。そう、ここまでは


な｢約束その1！誰かと出かけること。｣




すっかり忘れてた...。ライブの時の約束を...。

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