43話 ページ44
穏やかなこの部活は先生が全然来なくて自由に雑談したり勉強したりの部活で。
私はその日すごく眠くて寝てた。
でも思い出すの過去のことを。殴られたこと。
言われたこと。辛かったこと。
そうしてるうちに呼吸は浅くなった。みんなと離れて寝ていた私は怖くなった。
だから準備室に1人身を寄せた。
いなくなった私を探し始めたみんなは準備室にいると知った上で脅かそうと
ばぁー！って騒がしく入ってきた。でも、そんな場合じゃないとその場にいた全員が一瞬で思ったのだろう。
息苦しそうに浅い呼吸をし、うずくまって泣いていた私を見たら誰だって戸惑う。
美月は私の隣にしゃがんで同じ呼吸をするように促した。
でもそんな言葉は私に届かなかった。
酸素が回らなくて手足も痺れ辛かった。
パニック障がいだったんだ。自分で自覚していた。でも誰にも言えなかった。
怖かった。
保健室の先生が来て部員に部室に戻るよう指示して数名の先生が来た。
横たわりながら浅い息をして手足をもがき涙を流した。
辛かった。
おさまったあと、部室に戻ると美月は泣いていた。
泣きながらバカって抱きしめて、怖かったって言った。ほかの部員も私に抱きついた。
怖かった。愛を知ってしまうのが。でもそれ以上に嬉しかった。
お母さん達に報告してもいい？そう言われたけど一生懸命に首を横に振った。
それからは何度も学校でパニックになった。
誰にも言わずトイレで収めるか、保健室に一人で行くかしておさめてた。
2回目位で保健室の先生に何が辛いのか話せる範囲で教えて欲しいって言われて話した。
優しさを中途半端に知ってしまってすごく怖かった
目の病気であり、パニック障であり、夢遊病であり、肝臓病であり、不眠症であり。
色んな病気を持っていることで母にはたくさん、病原体と言われ続け生まれて来なければとまで言われてしまっては、
生まれたことを憎むのも仕方ない。
だから私はこの日が嫌い。誕生日が嫌い。
生まれてきたくなかったのだから。
そして私は二重人格である。
私を守るために辛い時に入れ替わって助けてくれるのが"優月"だったんだ。
男の子。殴られる時、両親と話す時、いろんな時優月は守ってくれた。
私の心の支えだったんだ。話したことは無い。
それでももうなんでも良かったの。
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花優月(プロフ) - momoさん» 喜んでもらえてとても嬉しいです(><)気遣っていただいて申し訳ない限りで…。楽しく更新させていただいてますよ！ありがとうございます！！私もコメントめっちゃ嬉しいですっ！ (2022年7月10日 23時) (
レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 更新めっちゃ嬉しいです…これからもほんとに無理しすぎない程度に更新頑張ってください！！応援してます！ (2022年7月10日 17時) (レス) id: 3a827560fd (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - ゆゆゆさん» そうなんですか！？偶然ですね！！実は名前変更ができるように少しいじろうと思っててwやっぱり自分の名前で読めた方が楽しいですからね！ありがとうございます！ (2021年8月5日 2時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 私、実際の名前がゆづきで漢字も同じでリアルでも作中と同じ様なニックネームで呼ばれてるんで、めっちゃ深入りできましたw応援してます！ (2021年8月4日 16時) (レス) id: 5fef0bb4eb (このIDを非表示/違反報告)
いぶき(プロフ) - あと質問なんですけど、名前は変えられないんですか？ (2019年9月30日 14時) (レス) id: c7d8cb2ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花優月
| 作成日時：2019年8月10日 1時
