訳ありすとぷりメンバー

39話 ページ40

ジェルside




Aちゃんは夜遅くなりすぎると帰れなくなるって言ってみんなより少し早めに帰った。





だが俺らからしたら好都合で今まだ莉犬の家にいる俺たちはある会議をしていた。





な｢今年もAちゃん誕生日しないのかな〜｣




さ｢それだよなぁ〜。｣




る｢この調子だとﾂｲｰﾄすらしないと思いますよ？｣




莉｢配信もしないだろうし｣





ジェ｢せやなぁ。今年も誕生日会させてくれへんと思うんやけど...｣




俺たちは毎年自分から誕生日だと主張しないAちゃんのために


ﾂｲｯﾀｰでタグを作ったり、誕生日会をしたりしてはいる。



でも本人のやる気がないんよね。






誕生日会も早くに酒飲んで幕を閉じようと寝てまうねん。





こ｢本人は嫌がってるんだと思うけど理由を知らないし...無理に祝う必要もないと思うけど...｣






な｢そうなんだけどさ。毎年俺らの誕生日誰よりも必死に祝ってくれるじゃん？だから返したいんだけどなぁ...｣






何故かいつも朝方まで起きてるのに、誕生日の日は寝てるんよ。早めに。


多分俺らがおたおめ電話した時に理由をつけるため。






さ｢賢いからなぁ鋭いしなんかしてもすぐバレるんだよなぁ｣




莉｢ほんとに！疎い方がいいって！｣




る｢そういう話じゃない！｣




こ｢今年もタグ作るくらいしかできなさそう...｣




な｢せやなぁ...｣






リスナーさんも本人がﾂｲｰﾄしないからどこにも誕生日おめでとを言う場所がなくて



俺らがタグを作ったらみんなそこで呟き始めてそしたらトレンド入りで1番やったのに




本人は｢え？そうだったの？｣みたいな感じなんよね。






なんせ誕生日はほとんど寝てるらしい。






それほどまでに誕生日を忌み嫌う理由があるんやと思うんやけど。




分からんのや。言ってくれんと。









さ｢聞いてみるってのもありじゃね？直接｣




る｢でも...話したくなかったら？｣




さ｢そしたらそこまでだろ。これで優月の誕生日は3回目。でも全部祝わせてもらえてない。

祝われたくないなら理由を聞くしかねぇーじゃん？｣





な｢そうだね。１回聞いてみるか〜｣




ジェ｢うん。それがええと思う。｣




こ｢タグは今年も作るの？｣




莉｢あったりまえよー｣





そんなこんなで今年は祝わせてもらうかんな。






Aちゃん。

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