警告 ページ12
「あの、晃牙くん･･･それどういう事･･･？」
妙に彼との距離が近い事に戸惑いを感じながら、私はおずおずと尋ねた。
「あー･･･その･･･なんつーか･･･」
晃牙くんはどう言おうか迷っている様子だった。
「･･･まだ、俺もはっきりとは言えねぇんだよ。
でも、何か嫌な予感がする。最近吸血鬼ヤローの様子が少しおかしいんだよ。羽風先輩もどこかよそよそしいし。お前、ケーキなんだから少しは警戒しとけ。軽音部もあんまり顔出さない方がいいかもな。」
私･･･いや、正しく言えばTrickStarは朔間先輩にかなりお世話になった。
学院改革の為に、一緒に頑張ってきた。
だから、UNDEADや2winkの2人とは関わりが深い。
私は彼らを少なからず＿＿＿信用している。
でも、晃牙くんから言われた不穏な言葉をはっきり否定する事は出来ないでいた。
そう、私は『ケーキ』。想像したくもない話だが、ケーキの誘惑はフォークにとっては絶大な力を持ったものらしい。
全てを投げ捨ててでも･･･食べたくなるほどの。
油断なんて、出来ないのだ。
この学院にいる限り。
今こうして忠告をしてくれている晃牙くん。
いつも私を励ましてくれる、TrickStarの皆。
皆、フォークなのだ。
いつ食べられてもおかしくない。
「･･･まあ、俺もフォークだからな。完全には信用出来ないだろうけど。TrickStarの連中とは仲いいんだろ？なるべくそいつらと一緒にいろ。」
「･･･うん、ありがとう晃牙くん。」
不気味に高鳴り始めた鼓動を感じながら、私は晃牙くんにお礼を言い、自分の教室に向かった。
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ユミカ(プロフ) - はる。さん» コメントありがとうございます！まだまだ少ないですよね〜泣･･･もっと増えてほしいですね！ (2017年7月4日 20時) (
レス) id: adf92d0f83 (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - ケーキバース…。なかなか少ないので嬉しいです！ (2017年7月4日 15時) (レス) id: 905d58e753 (このIDを非表示/違反報告)
ユミカ(プロフ) - ゆーのんさん» コメントありがとうございます！かっこいい主人公を意識して書いているので嬉しいです♪更新頑張ります･･･！ (2017年3月7日 21時) (レス) id: 424560f613 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーのん(プロフ) - 主人公かっこいいですっ！このあと、どのような展開になるのか楽しみです！頑張って下さい！ (2017年3月7日 21時) (レス) id: 50705d236f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユミカ | 作成日時：2017年3月5日 19時
