身代わり ページ9
❇︎ティトスside❇︎
ハァ…ハァ……
鬼ごっこが始まって、かれこれ15分が経過した。
始まってすぐになんとか麗々を捕まえることができたが、体力は限界に迫ってきている。
現在の鬼は、ヤムライハさんと仁々。
そして僕は今、そのヤムライハさんに追われているところだ。
彼女は意外と足も速く、スタミナもある。
さすがは伝説のヤムライハさんだ。
と、言いたいところだが、僕には感心している余裕と時間はない。
必死に捕まってなるものか、と心の中で何度も呟きながら逃げ続ける。
そして……残り1分。
目の前には仁々がいて、完全に挟み撃ちにされてしまった。
その後、見事に僕はヤムライハさんに捕まってしまい、絶望感で満たされる。
ティトス「いやだ……ハァ……ハァ……死にたくないよぅ」
自然と涙が溢れ出てくる。
諦めてはダメだと立ち上がるが、走り過ぎて足が震え座り込んでしまった。
まともに立つことさえできないのに、捕まえられるわけがない。
キャーキャーとみんなが逃げ惑う声も、もう耳には入ってこなくなっていた。
……残り30秒。
諦めて肩を落としたその時だった。
シェヘラザード「ティトス！私を捕まえなさい」
その言葉に耳を疑った。
なにを言っているんだ？このお方は。
シェヘラザード「あなたはまだ若い。死ぬのは私のようなおばあちゃんで十分です！」
ティトス「私のようなって……そんなことできるはずがないじゃないですか‼︎」
シェヘラザード「あなたが捕まえないのなら自分でやります」
意味が理解できなかった。
シェヘラザード様がそう言った後、僕にそっと抱きついた。
シェヘラザード「生きなさい、ティトス。レームは任せましたよ？」
ピーーーーーーー！
その言葉とともに、鬼ごっこ終了の笛が鳴った。
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ノア(プロフ) - マギ9名ってどうゆう事？ (2017年7月27日 8時) (
レス) id: 8709e9d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - つばささん» あります！よければ見てください！ (2014年8月13日 9時) (レス) id: 379fc1619c (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - え。これで終わり何ですか？続編ありますか？ (2014年8月12日 22時) (レス) id: 2bf427b38b (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - アミさん» ありがとうございます！続編いきました！そちらも見ていただけたら嬉しいです♪ (2014年8月12日 14時) (レス) id: 379fc1619c (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - つばささん» そうなんですか？なんか、奇遇ですね笑 (2014年8月12日 14時) (レス) id: 379fc1619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅蘭 | 作者ホームページ：http://kouran-ren
作成日時：2014年7月26日 23時
