悲しい現実 ページ44
❇︎Aside❇︎
私とモルジアナがホールに戻ると、トト達、ヒナホホさん達、ミュロン達、イサアク以外はすでに戻っていて、クリアしたようだ。
しかしその後の紅炎さんの一言は、私には理解し難い一言だった。
紅炎「……全員そろったか」
……え?全員揃った?
いやいや、まだトト達も来てないし……。
全員じゃないでしょ。
モルジアナ「全員とはどういうことですか?……まだ来ていない人いますよね?」
…………………。
声を震わせながら尋ねるモルジアナに、誰も反応しない。
アリババとか、シンドバッドさんとかなにか言わないの?
自分の眷属が戻ってないのに。
そう思い、みんなの表情を見た私はなんとなくわかった。
アリババなんか、目を赤くしていた。
A「え……嘘……もしかして……」
みんな、うつむいて誰一人として喋ろうとはしない。
ただ一人を除いては。
紅炎「わからないのか?『お前達が最後』なんだよ」
その言葉を聞いて、私は確信した。
もういないんだ、トト達は。
いや、トトだけじゃない。
眷属のほぼ半分がいなくなってしまったのだ。
床がコンクリートというのにもかかわらず、ガクリと膝から崩れ落ちた。
泣きたいはずなのに泣けない。
感覚が麻痺しているのだろう。
私は大きなモニターに映し出される命令3の結果を見ながらここに来て3度目の眠りについた。
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ノア(プロフ) - マギ9名ってどうゆう事? (2017年7月27日 8時) (レス) id: 8709e9d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - つばささん» あります!よければ見てください! (2014年8月13日 9時) (レス) id: 379fc1619c (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - え。これで終わり何ですか?続編ありますか? (2014年8月12日 22時) (レス) id: 2bf427b38b (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - アミさん» ありがとうございます!続編いきました!そちらも見ていただけたら嬉しいです♪ (2014年8月12日 14時) (レス) id: 379fc1619c (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - つばささん» そうなんですか?なんか、奇遇ですね笑 (2014年8月12日 14時) (レス) id: 379fc1619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅蘭 | 作者ホームページ:http://kouran-ren
作成日時:2014年7月26日 23時