旅16 ページ20
[Aside]
ここは…
ミランダさんのアパートか…?
アレ)「Aさん!大丈夫ですか?」
A)「アレンか…お前も無事でなによりだ…」
リナリーとミランダさんは…!?
リナ)「アレン君、A!」
リナ)「ミランダの様子がおかしいの!」
やはりか…!
ミ)「ヒーヒー」ガタ ガタ ガタ
この様子だともう限界か…
アレ)「発動を停めて!これ以上は貴方の体力は限界だ!」
ミ)「…ダメよ…………停めようとしたら…」
アレンとリナリーの方に…!?
ミ)「停めようとしたら吸い出した時間ももとに戻るみたいなの…また…あのキズを負ってしまうわ…」
このイノセンスは時間を吸いだすだけのかりそめの能力ということか…
ミ)「いやよぉ…初めて“ありがとう”って言ってもらえたのに……………これじゃ意味ないじゃない……」
A)「意味なら…あったさ。」
アレ・リナ)「!…」コクリ
意味ならあった…
A)「ミランダさんの力があったからアレンとリナリーは助かった…あんたの力があったからアレンとリナリーは今、この場所で生きていられる。」
A)「なーに、アレンとリナリーのキズは俺が回復させてやるさ!だから安心しな。」
アレ)「そうですよ…もう十分ですよ生きていれば傷は癒えるんですし…」
リナ)「自分の傷は自分で負うものよ」
リナリー、アレン…
A)「頼む、停めてくれ。」
ゴーン
A)「とけたか…リナリーとアレンを直ぐにでも治療しないとな…」
ズキッ
A)「うっ(苦しい…この体では)ミランダさんすまないが、町の外に俺達の連れを待たせているんだ…そいつにこのことを報告してもらえないか…」
バタンッ
もう行ってしまったか…
フラッ
バタリ
ユキ)「A!」
ユウ…ごめん…
や…くそく破って…
ユキ)「しっかりしろ!A!」
ユラァァァ
俺の視界はユキの心配そうな声と共に消えた…
43人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさ丸 - 面白かったです! (2016年8月9日 18時) (レス) id: 93ddfd5243 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神田ユエ | 作成日時:2015年8月15日 4時