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Aside









昨日の夜、藤井くんに希望の時間を聞いて、時間どおりにさっきモーニングコールしたら





応答したものの、んー、と言葉にならない声を何度か発して徐々に目を覚ましてくれたみたいだった。









藤「女の子に起こしてもらうとやっぱちゃうなぁ。ありがとう」








と、冗談っぽく笑って電話が切れた。寝起きの声は一層低かった。









……









神戸に到着。駅で待ち合わせして3人でホテルに荷物を預けに行った。









「綺麗なホテルですね〜」









中「仕事でよく使うねんけど、オシャレやのにリーズナブルでおすすめやねん。




あ、ちなみに俺はせっかくやから地元寄るから自腹で後泊する予定やねん」








藤「あ〜、俺も大阪寄ろうかな〜」








中「じゃ、荷物預けたらすぐ取引先行くからな。忘れ物せんように」








……








中「……といった感じです。




今はあくまでアイデアをざっくばらんにお話ししてしまいましたが、会場の下見をしてまたさらに肉付けをしていきます。」









取引先は楽しくなりそうですねと言ってくれた。









ミーティングは休憩を挟みながら夕方まで続いたけど、長丁場の割に大変ではなく楽しめた。









「お疲れ様でした!」





藤「課長、ご飯なんにしましょ」






中「南京町におすすめの店あんねんけど、中華でもええ?」







「いいですね〜、すっごくお腹空いちゃいました。笑」









課長のおすすめのお店は高級そうな中華で、本当に美味しかった。









中「父の仕事の関係で昔台湾に住んでたことがあって。このお店は台湾に本店があるから、懐かしいねん」







「あ、それで中国語が堪能なんですね。前に社内報で課長が載ってる記事の特技のところに書いてありましたよね」







中「嬉しいな、読んでくれてたんや」







「いいなぁー。私も大学のときにせっかく中国語も選択してたんだから喋れるようになるまで頑張ればよかったな〜。




次の長期休暇は台湾に行こうかな〜」









覚えている中国語のフレーズを唐突に発してみた。







中「ご飯に行きませんかって意味やんな」





藤「あはは、今食うてるがな。笑」







「だって〜、パッと思いつくのこれだったから。笑」

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作者名:あおゆ | 作成日時:2020年5月31日 21時

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