四十一話 ページ46
ドサッドサリ…
闇の中で何かが倒れる音が聞こえてきた。
それは、妖怪の残骸で自らの血の海に沈んでいる。
?1「あぁ〜もう終わり?」
一人の青年が、残骸を見つめそう言った。
?1「でも、いっか♪たくさん切り刻むことができたし♪」
青年の後ろには、ぞろぞろと妖怪達が群れを作っている。
?2「沙羅(しゃら)様……」
沙「ん?どうした?李乱(りら)」
妖怪達の群れから現れた白い髪に緑の瞳の少女……李乱が現れ、先ほど妖怪を切り刻んだ黒髪に赤い瞳の青年……沙羅に近寄った。
李「どうやら、例の妖唄族の生き残りは、奴良組に居るようです」
李乱の言葉に沙羅は、目を輝かした。
沙「本当か!!そりゃ、楽しみだ!!」
そして、沙羅は、くるりと妖怪達の方を振り向き……
沙「いいか?奴良組の頭と妖唄族の生き残りを見つけても殺すなよ?」
沙羅は、ニヤリと笑い続けて……
沙「もし、殺したら……タダじゃおかねぇ」
冷たい光を宿した赤い瞳で、言った。
李乱は、ゆっくりと礼をすると……
李「承知……あなたの狂いし楽しみのためならば……」
静かにそう言った。
沙「楽しみだ、奴良組の頭と妖唄族の生き残りを切り刻むことができるんだかな」
あははは!!……と狂ったように笑いだした。
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狂いし笑い声は聞かれること無く闇の中へ溶けていく。この声が物語の幕を開くには、十分な役目を果していることは、誰も知らないまま……
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アミ - すみません失礼します。作られたのがだいぶ前のようなので見てくださるかわかりませんが質問です?鯉伴さまは、亡くなっていない設定なのですか?あ、あと乙女ちゃんも・・・ (2015年9月21日 22時) (レス) id: bcee897ab3 (このIDを非表示/違反報告)
恋夜(プロフ) - あと、友達になってくれっす! (2014年10月11日 17時) (レス) id: 079da10d0d (このIDを非表示/違反報告)
恋夜(プロフ) - むっちゃおもろいっす!! (2014年10月11日 17時) (レス) id: 079da10d0d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 面白いです!続き頑張って下さい♪応援してます! (2013年10月29日 21時) (レス) id: bc307086f2 (このIDを非表示/違反報告)
妖月姫(プロフ) - たくさんのコメント、ありがとうございます!!(≧∇≦)ここから、物語が、動きだします!! (2013年8月2日 18時) (レス) id: d4abe7b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:妖月姫 x他1人 | 作成日時:2013年7月11日 22時