今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:1,031 hit
小｜中｜大
第5話 ページ6
天「ここがステージで、君が観客席にいるなら、100万回だって言ってあげる。」
楽「……。」
天「楽。君がその顔と声で、立ってるだけで、スターになれたのは単なる幸運だ。この先に進むなら、もっと覚悟を……。」
楽「はあ！？誰が立ってるだけだ！俺はな……」
龍「2人とも喧嘩しないでくれ！…俺のために。」
楽「俺のため？」
天「ヒロイン気取り？」
龍「いや、あの、そうじゃない。これから気をつけるから、2人は仲良くして」
楽「仲はいいぞ。こいつの頬っぺた、限界まで引っ張ってやりたくなるくらい。」
天「この人の背が縮むまで、脛を蹴り上げてやりたいくらいにね。」
龍「…………。俺の知ってる仲良しと違う……。」
楽「都会はシビアなのさ。」
龍「……故郷に帰りたい……。」
天「……！静かに……。」
楽「……近くでライブやってるのか。……これは……」
龍「……うまいな。誰だろう……。」
楽「……。名前を知らないだけで、星の数だけ、才能のある奴は居る。うちの社長なら、こういう奴らを踏み潰して歩いて行けって言うだろうな。その芽が出ないうちに……。……先に進む覚悟か……。」
天「……。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢咲みな | 作成日時：2022年2月18日 19時
