【銀魂】鬼兵隊総督に奴´隷の私は恋をした。【高杉晋助】

禁断の…12 ページ15

神威side

Aを預けてから数日しか経ってないのに晋助から連絡が来た。

内容は「地下牢の鍵を持っている部下が裏切った。スペアキーを渡せ」

というものだった。

これは急いで渡さないといけないみたいだネ。

だって地下牢ってAのいるとこだヨ。

俺、あのこのこと気に入ってるのにナ。

もちろん晋助とは違う意味だけどネ。

これは晋助をいじらないわけにはいかないみたいだ。

晋助の本音も聞きたいしネ。









晋助が来て改めて事情を聞いた。

どういじろうかナ…そうだ！

「晋助、Aのことを渡してくれるんだったらいいヨ」

「はぁ？馬鹿じゃねぇのか？Aは今は俺のものだ！？」

「晋助のじゃないヨ。こっちが預けているだけなんだから」

「もし引き渡すことが決まったら惨殺されるかもしれねぇぞ？」

「大丈夫。Aは売られた人間だヨ？」

晋助は完ぺき焦ってるみたいだ。

「文句言わずに働いてくれると思うし、秘書扱いだしネ」

「…わかった。考えておく」

晋助は「どんな表情をすればいいかわからない」みたいな顔をしている。

「考えてる時間なんてないんじゃない？」

…完璧にあおったことが自分でもわかった。

いつのタイミングでからかったことを伝えようかと

ものすごく悩んだ。

でもきっと晋助はAのことが俺の思っている以上に好きだ。






by雪華りく

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