探偵社トイウ居場所 ページ4
貴方 side__________...
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中島さん________否、敦さんは、私に探偵社員の人達を丁寧に紹介してくれた。
武術の達人の福沢社長、理想主義者の国木田さん、兄妹愛の強い谷崎さんと妹のナオミさん、解体好きな与謝野さん、田舎感の抜けない宮沢くん、名探偵の江戸川さん。
他にも、事務員の方々に挨拶を済ませ、敦さんはお茶と和菓子を出してくれた。
(因みに名前呼びになったのは、敦さんから｢名前呼びで構わないよ｣と云われた為である。)
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敦｢どう？探偵社の雰囲気に慣れた？｣
貴『...こんな暖かい職場で働けると感じると、体験入社
がとても楽しみです。』
敦｢そう？其れは良かった！｣
貴『之も、敦さんが私を拾ってくれなければ出逢えなか
ったご縁です。
本当に、有難う御座います。』
そう云って、私は深々と礼をした。
其の姿を見て動揺したのか、敦さんが少し照れ臭そうに手を振る。
敦｢否々！！そんなそんな...対した事してないよ！
困った時はお互い様、でしょ？｣
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________________嗚呼、此の人の言葉一つ一つは、私の心を和らげてくれる。
不思議な感覚だ。
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少しの間、和やかな空気が流れていたが、ふと、前に敦さんが云って居た言葉を思い出し、敦さんに問いただす。
貴『そう云えば、敦さん。
先程探してらっしゃった先輩は...』
敦｢ん？嗚呼、その人ね。
もう少しで戻って来ると思うよ！
戻って来たら、Aちゃんに紹介するね！｣
貴『有難う御座います。』
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_______________と、其の時。
ガチャッ...
探偵社の扉が開いた。
敦｢あ、帰って来た見たい。一寸待っててね｣
そう云うと、敦さんは立ち上がり、扉へと向かった。
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其の間、私は用意して貰った書類に目を通し乍、お茶を啜る。
すると、敦さんが、先輩らしき人を連れて戻って来た。
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思えば、全ての歯車は、今此の瞬間に廻り出していたのかもしれない。
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敦｢Aちゃん、紹介するね。
此方が先輩の___________｣
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握っている湯呑みが落ちて行く感覚がする。
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耳鳴りが五月蝿い。
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全身に鳥肌が立つ。
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だって、其処に居たのは、
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貴『......何で、此処に居るの、治。』
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紛れも無い、昔の友人であり、
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輪廻(プロフ) - 三斗さん» 長い間待たせてしまってすみません！亀更新でも待っててくれる人が居るとモチベが上がります...✨これからも応援、よろしくお願いします🙇♀️ (5月27日 21時) (
レス) id: 6cfce3c49c (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - 更新再開待ってましたー！ (5月27日 21時) (レス) id: a2f9d1197a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 七巳流さん» 有難う御座います！！織田作がお兄ちゃんだったら、絶対良いな〜と思い...✨✨ (2022年7月21日 18時) (レス) id: 6cfce3c49c (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 織田作之助の妹、いい設定だね😊 (2022年7月21日 15時) (レス) @page3 id: a773157b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輪廻 | 作成日時：2022年7月15日 22時
