長イ待チ時間ノ末 ページ14
太宰 side_____...
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ｺﾝｺﾝｯ
軽やかなリズムでノック音が聞こえ、重い瞼を何とか開き乍、「どうぞ」と答える。
ｶﾞﾁｬｯ
太「...嗚呼、敦くんに与謝野女医。お疲れ様です。」
与「��お疲れ様��だぁ？特大ブーメランだねェ。
今探偵社で一番疲れてンのは、太宰じゃ無いか。」
敦「幾らAちゃんが目を覚まさないからって...太宰さん、もう2週間も寝てませんよ？何か食べてる訳でも無いですし...」
太「...嗚呼、もうそんなに経って居るのか......」
敦「Aちゃん、本当に目を覚ますのでしょうか...？」
与「一応毎日朝昼晩で検診はしてるし、太宰も此処から動いて無いから分かるだろうけど、多分
__________________そうだろ？太宰。」
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そう云って与謝野女医は、私に視線を動かした。
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太「...はい。恐らく。
Aはよく仕事を詰め過ぎて倒れてました。低血圧ですし...」
敦「...矢張り、太宰さんとAちゃんは、過去に繋がりが在るんですか？」
暫くの間、医務室の中が静寂で包まれる。
と、其の時。
『私と治は唯の腐れ縁だとでも思って置いて下さい。で無ければ新しい働き所の候補が彼の居る所なんて有り得ませんから。』
後方から少し疲れや呆れを孕んだ声が聞こえた。
敦「Aちゃん...！目が覚めたんだね！良かった...」
与「全く、此処は宿じゃ無いんだから...けど、何はともあれ目覚めて良かったよ。」
二人から声を掛けられ、Aは苦笑いをした。
貴『すみません、本当に...オフィスを荒らした挙句倒れて仕舞うなんて...因みにどれ位寝てましたか？』
与「おヤ何だい、
貴『2週間も...本当にすみません。其れと...』
其処で言葉を研ぎると、Aは私の方へ視線を向けた。
貴『何か用？��裏切り者��。
私は貴方に少しも用は無いし、興味も無いわ。早く手を離して呉れない？』
そう冷たい言葉を浴びさせた。
与「ちょっ、アンタそんな云い方_________」「良いんです、与謝野女医。」
与謝野女医が突然態度を変えたAに反論しようとしたけれど、今は其れもどうだって善い。
太「_______________本当に...良かった。」
そう云って私の意識は途切れた。
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輪廻(プロフ) - 三斗さん» 長い間待たせてしまってすみません！亀更新でも待っててくれる人が居るとモチベが上がります...✨これからも応援、よろしくお願いします🙇♀️ (5月27日 21時) (
レス) id: 6cfce3c49c (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - 更新再開待ってましたー！ (5月27日 21時) (レス) id: a2f9d1197a (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 七巳流さん» 有難う御座います！！織田作がお兄ちゃんだったら、絶対良いな〜と思い...✨✨ (2022年7月21日 18時) (レス) id: 6cfce3c49c (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 織田作之助の妹、いい設定だね😊 (2022年7月21日 15時) (レス) @page3 id: a773157b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輪廻 | 作成日時：2022年7月15日 22時
