＃４ ○中忍選抜試験第一試験○【名前固定】NARUTO少年編夢小説 (ページ4)

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勇気あるナルトの行動に悪い意味で「よくやるな」と思ったミサキとシュウルだったが、ユカは難しい顔で何かに怯えているようにそうつぶやいた。

すると、カブトは音隠れの里の忍にクナイを投げられ、攻撃を仕掛けられた。カブトは瞬時に避けたが、カブトのメガネは割れ、嘔吐してしまった。完全によけたと思ったサスケたちは、音忍がどのような仕組みでカブトにダメージを与えたのか、驚いたように目を見開いた。

ユカ「ユカ、行って来る。」

シュウル「待てよ！お前まで巻き込まれるぞ！」

ミサキ「そうだよ！ユカまで目立つ必要ない！」

音忍の殺意から、ユカは次のアクションも考えられると思い、手助けに入ろうと席を立とうとした。

しかし、そんなユカの行動をシュウルとミサキがとっさに制止する。

ユカ「でも・・・。」

シュウル「俺らは絶対に行かせないからな。」

ミサキ「大丈夫だから・・・ここにいて？」

ユカ「・・・・・・・。」

２人の言葉に押され、ユカは静かに腰を下ろした。自分の勝手な行動が２人を危険に晒すことにも繋がると考えたのだ。

ボォン！

イビキ「静かにしやがれ！毒されどもが！」

その時、教卓の方から白い煙が上がり、そして怒声が響いた。煙が晴れるとそこには中忍試験の試験官たちがずらりと並んでいた。そして、声の主は第一の試験を担当する木ノ葉暗部拷問・尋問部隊隊長の森乃イビキだった。イビキは受験者たちに許可のない争いは即失格になると制止した。イビキの話しによると、第一試験は筆記試験のようだ。ユカは実技試験でなかったことに少し安堵した。

ミサキ「なんか恐そうな先生ね。」

シュウル「あぁ・・・すげぇ顔の傷・・・。」

ユカ「木ノ葉の暗部・・・拷問・尋問部隊の隊長さんだよ？」

顔に多数の傷をつけたイビキに、ミサキとシュウルはひそひそと声を上げた。そんな２人にユカはイビキについて知っている情報を口にした。

ミサキ「え!?」

シュウル「拷問・・・って・・・。」

ミサキ「なんで暗部のそんなすごい人が試験官に・・・？」

ユカの言葉に驚いた２人は、疑心の募った目でイビキを見た。

シュウル「それよりユカ、お前なんでそんな情報持ってんの？」

ユカ「ちょっと趣味で・・・。」

シュウル「えぇ・・・。」

本を読んだり、物事を覚えるのが好きなユカは、暇を見つけては上忍などのデータを見ていた。そのためユカは、忍者についてかなりの情報通であった。