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ミサキ 「そうね。先生もさっき言ってたもんね。」

2人はユカの提案にすぐに賛成し、お互いに作戦を思案し始めた。

ユカ 「作戦を考える前に、3人の合図を決めない?」

シュウル「ん?なんかいい合図でもあんのか?」

ユカ 「うん。」

ミサキ 「!?」

ユカ 「親指、人差し指、小指を立てて・・・。」

そう言ったユカの指示通りに2人は指を立ててユカに向けた。そしてユカも2人に手を向けた。

ユカ 「そう。私たちの合図はこれでどうかな?」

見本を見せるかのようにユカは指を立てた手を2人に振って見せる。

シュウル「これってなんか意味があるのか?」

ユカ 「みんなで羽根を取れたら教えてあげる。」

ミサキ 「絶対だからね!」

それから作戦を話し合った3人は再び散った。シドは何らかの作戦を仕掛けてくるのだろうと木から降り立った。地面に降り立ったシドを確認したユカは先ほど決めた合図を2人の送った。

ガサガサっ!

すると草むらからシュウルが飛び出し、シドに得意の術をかます。

シュウル「雷遁・電磁波!」

シュウルの周囲から電気が走った。シドは後方によけながら、ニヤリと笑った。

さっそく雷遁か。さすが雷遁を得意とする「雷桐一族」というところだな。

シド 「良いチャクラだ。しかし、まだまだ甘い。忍法!小翼羽(しょうよくう)!」

シュウル「!?」

シドがそう言って印を結ぶと短い黒い羽が四方八方からシュウルを目がけて飛んできた。

ミサキ 「緑壁(りょくへき)!」

ズズズ・・・ザザザザザッ!

草むらに隠れていたミサキは草の壁を作る忍術でシュウルを羽の攻撃から守った。

ユカ 「フシギダネ!ツルのムチ!」

フシギダネ「ダーネ!」

シュルルルルル!

シド 「!?」

ガシッ!

そこに、ユカが新しく召還した創世獣、フシギダネが体から長いツルを出し、シドを捕まえた。

フシギダネは緑色の体躯に短い四足歩行、背中には大きな蕾を背負っている小さな創世獣だ。

ミサキ 「やった!」

シュウル「捕まえたぞ!」

ユカ 「そのまま羽根を・・・!」

ポムッ

シドの捕獲に成功したかと思いきや、次の瞬間シドが丸太に変わってしまった。変わり身の術である。

ミサキ 「!」

シュウル「!?」

ユカ 「・・・!」

一瞬の隙に変わり身の術を使われてしまったらしい。3人は驚いたように顔を見合わせた。

ミサキ 「やられたわね・・・。」

シュウル「ちぇっ。」

ユカ 「キュゥゥゥゥゥゥ・・・。」

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作者名:らむ | 作成日時:2021年1月19日 2時

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