＃１５ ○激戦の中で思う○【名前固定】NARUTO少年編夢小説 (ページ1)

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○激戦の中で思う○ ページ1

チノイ「甘さは捨てなさい。これは演習じゃない。戦争だ。」

シュウル「!?」

チノイ「先ほどのように敵を生かすことを考えてはいけない。救うべきものを忘れるな。」

ミサキ「・・・！」

ユカ「はいっ。」

チノイの言葉にシュウルとミサキはばつの悪い顔をしたが、ユカは真剣な顔で返事をした。

アブソル「ガルル・・・。」

ユカ「・・・!?もうすぐ敵が見えます。」

その時アブソルがユカに何かを伝えた。どうやらすぐ先に敵がいるようだ。４人は小さな集落を素通りし、大蛇のすぐそばまで迫っていた。すると先の方に砂忍８人と木ノ葉の忍３人が戦っているのが見えた。大蛇は野放しとなっており、木々をなぎ倒しながらゆっくりと里の北の方に進んでいた。

チノイ「砂の忍８名を捕捉。各自最善を尽くすように！」

３人「はいっ！」

チノイ「散っ！」

チノイの言葉を合図に４人は散り、それぞれが敵の元に向かって行った。

ユカ「ホーホーいらっしゃい！」

ホーホー「ホーっ！」

ユカ「ホーホー！つつく！」

近くにいたホーホーを呼び戻したユカはすかさず指示を出した。ホーホーは砂忍の頭をくちばしでつつく。

砂忍「なんだこの鳥は・・・！」

ユカ「助っ人に来ました！」

中忍「!?君はうちはのっ！」

ユカ「大蛇の方にも２人向かっています。」

木ノ葉の忍の近くに降り立ったアブソルとユカは木ノ葉の忍に軽く挨拶をした。

砂忍「邪魔なフクロウめっ・・・！」

ドサッ！

ホーホーは砂忍によって地面に叩きつけられてしまった。

ユカ「ホーホー！エアスラッシュ！」

ホーホー「・・・ホッー！」

ユカ「チノイさん！」

チノイ「あぁ！水遁・雨あられの術！」

ユカ「創世術・ゼニガメ、ワニノコ、ミズゴロウ！」

ユカとチノイはホーホーが時間を稼いでいる間に術を発動させた。チノイの雨あられの術であられのような小さな水弾が無数に降り注いだ。また、ユカはカメのような見た目をしたゼニガメ、二足歩行のワニのような姿をしたワニノコ、ひれのようなトサカと尻尾のあるミズゴロウを召喚した。いずれも水タイプの創世獣だった。

ユカ「ホーホー戻って！」

ホーホー「ホーっ！」

ボフンッ！

雨あられの術を回避したホーホーにユカは術を解いた。

チノイ「水遁・水衝波の術！」

ユカ「ゼニガメ、ワニノコ、ミズゴロウ！波乗り！」