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夕方のリビング ページ11

明日香side



ゆうちゃんはお姉ちゃんが仕事をあがるタイミングで、
一緒に退院してくるらしいから、
私は一足先に1人で家に帰ってきた。



明 「 ただいま〜。」



莉 「 あーっ、、、!あーちゃんおそーい!」



明 「 ごめんね〜。おやつ食べた?」



莉 「 まだだから早くー!」



明 「 そっか〜ごめんねー、、、今準備するから。(汗)」



里 「 莉乃ちゃんシーっ、、、!」



莉 「 むっ、、、」



明 「 里英は本を読んでるんだね。
集中したいみたいだから静かにおやつにしよっか。」



莉 「 里英ちゃん、覚えてるんだよー?」



里 「 あんき、してるのー、、、」



明 「 暗記してるの?宿題かなにか?」



里 「 明後日までに覚えて発表ーするの。」



明 「 里英凄いね。頑張ってね。
・・・って、、、由紀。あんた何してんのよ。(驚)」



広いリビングの端の方で壁際に体育座りをしてる由紀。
走ってきた莉乃と椅子で集中してる里英に気を取られて、
全然気づかなかった。存在感なさすぎ。。。(笑)



由 「 ビクッ)・・・」



明 「 そんな所に居るから気づかなかったじゃん。」



由 「 おかえり・・・」



明 「 今さら?(笑)
由紀はもうおやつ食べたの?」



由 「 ううん・・・要らない。。。」



明 「 なんでそこに居るのよ。おしり冷えるよ。
莉乃ー。おやつはおせんべいとお茶でいい?」



莉 「 あーちゃんに任せる♪」



明 「 分かった。今持ってくね。
・・・由紀はどうすんの?ずっとそこに居るの?」



由 「 べつに・・・あーちゃん。」



明 「 なによ。」



仕方ないから、一応由紀のおやつも用意してあげよう。
何の反省会だか知らないけど今の由紀は不気味。



由 「 あーちゃん・・・由紀って言って?」



明 「 帰ってきてからも散々呼んでるけど。由紀?」



由 「 あーちゃん。」



明 「 なんなのよ。不気味なんだけど。」



由 「 ・・・あーちゃん。」



明 「 だからなに。」



由 「 由紀のこと、好き?」



明 「 はっ?なんなのさっきから。
ほんと変なんだけど。なに、熱でもあんの?」



由 「 ・・・違うもん。。。べつにいい。。。」



明 「 ちょっ、どこ行くのよ。おやつはーっ???」



由 「 ・・・着替えてくる。。。」



明 「 はーもう・・・なんなのあいつ。。。(呆)」



意味のわからない、由紀らしくない事を言ってくるし、
急に動き出したと思ったらリビングを出ていくし。何なの。

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作者名:優菜 | 作成日時:2023年10月30日 18時

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