私の姉はお医者さんPart41

病室 ページ12

陽菜side



出勤したその足で優子の病室に来た。
昨晩、再燃しちゃったらしいけど大丈夫かな・・・



──トントン､､､



陽 「 入るよー。」



──ガラガラ､､､



陽 「 おはよう。(微笑み)」



優 「 っ､､､あ、はるちゃん・・・」



陽 「 ごめん、寝てた？」



優 「 うぅん・・・おはよう。(微笑み)」



陽 「 そう？診察してもいいかな？」



優 「 ぅん・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､」



陽 「 体温は37.3℃かぁ・・・だるい？」



優 「 んー・・・お腹は痛むけど､､､」



陽 「 聴診するね・・・・・・・・・・・」



優 「 ぅん・・・」



陽 「 ・・・・・・・はいありがとう。
・・・薬も効いてるはずだし・・・・・・・
脈が速いのも体温が高めなのも原因は風邪かもね。」



音も悪くは無いけど軽くゼーゼーしてるし。
酸素マスクを着けてて脈拍92は気になる｡｡｡



優 「 ねぇ、はるちゃん・・・ムカムカする｡｡｡」



陽 「 痛むしムカムカするかぁ､､､(汗)
胃が治るまでには時間かかると思うよ。」



優 「 ぅん・・・」



陽 「 当分は流動食にして、
だんだん固形物を入れていこうね。」



優 「 ぅん・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎ､､､」



陽 「 大丈夫、治るよ。(微笑み)
けど､､､脈拍多いねぇ・・・苦しい？」



優 「 ・・・・・・すこし､､､？」



陽 「 少しじゃないでしょ。(呆)」



優 「 でも・・・だいじょぶだよ､､､？」



陽 「 今は酸素入れてるからね。
話すのもしんどそうなの気づいてるからね？」



優 「 も、へぇきだもん・・・」



どの口が言ってるんだか・・・(呆)
風邪も引いてるんだしもっと身体を労りなよ｡｡｡



優 「 せめて、カニュレに替えてよ・・・」



陽 「 お昼にまた来るから。
その時に状態の回復がみれたらね。」



優 「 はぁい・・・」



陽 「 最近ずっと忙しかったでしょ。
休める時なんだからしっかり休みなよ。(撫)」



優 「 ん､､､ありがと・・・」



──ガラガラ､､､！



由 「 ゆうちゃん！おはよう！」



優 「 ぁ、由紀・・・(笑)」



陽 「 もー由紀。もう少し静かにね｡｡｡(笑)」



由 「 はーい・・・」



陽 「 じゃあ2人ともどうぞごゆっくり。(微笑み)」



由 「 はーい♪」



陽 「 何かあったらナースコール押すんだよ？」



由 「 わかってるーっ。」



手を振ってくる由紀に手を振り返して、
静かに病室を後にした。

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