私の姉はお医者さんPart36

トリアージ､､､2 ページ37

優子side



声をかけられた時から薄々、
このお母さん怪しいって思ってたんだよね､､､(汗)



優 「 脳内出血を起こしてる可能性が高いです。」



？ 「 えっ､､､!?」



優 「 救急車が来たら直ぐに乗って下さい。
それまでは安静にしてて下さい。」



？ 「 え、でも､､､出血もないですし､､､(汗)」



優 「 目に見えない外傷はありませんが、
無い方がかえって危険なんです。」



？ 「 そんな､､､」



優 「 この後急変する可能性も高いです。
まりちゃん、救急車来るまでこの方に着いてて？」



麻 「 あ、分かった。(汗)」



優 「 バイタルも確認しといてくれると助かる。」



麻 「 うん。」



優 「 最悪の時はココで私が開頭して処置します。
絶対に救いますので落ち着いてて下さい。」



麻 「 か､､､えっ、優子正気???(驚)」



優 「 大丈夫、出来る。」



ココにある物だけでも処置くらいは出来る。
逆にしなかったらもっと危険な事になるし｡｡｡



──プルルルッ､､､



優 「 はいっ、あ、もしかして友？」



み 「 いや、みなみだけど､､､」



優 「 なんだみなみかぁ､､､(笑)
みなみは大丈夫？怪我とかしてない？」



み 「 私のことよりもさ､､､」



優 「 ん???」



み 「 こっちの方で医師を探してる人が大勢居て､､､
優子ならどうにか出来るよね？ねっ？」



優 「 そっちもか､､､(汗)」



み 「 えっ､､､？」



優 「 私の方も結構怪我人が居るの。
順番に診てくからみなみたち、トリアージ出来る？」



み 「 えっ､､､でも､､､」



優 「 でもじゃない。医師が足りないの。
いいからトリアージしといて欲しい。」



み 「 いいの､､､？」



良いとか悪いとかじゃなくて、
してもらわないと確実に犠牲になる人が出てくる､､､



優 「 みんなにも動けそうだったら伝えて？
あと、れいにゃん、往診バック持ってきて？」



み 「 わ、分かった､､､れいにゃんにも伝える。(汗)」



優 「 お願い。本当に危険な人が居たら、
直ぐに連絡してくれればそっち行くから。」



み 「 うん､､､優子、頼む。(汗)」



優 「 分かってる。頑張るよ。(微笑み)」



み 「 ん､､､(ｺｸﾝ)」



優 「 じゃあまた後でね。
みなみも気をつけて動いてよ？」



み 「 ゆうちゃんもね。」



みなみの状態も気になるところだけど、
時間もないし電話を切って次の人の元に向かった。

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