第5話 ページ8
「で?」
『は?』
いやいや、部屋に入ってソファ座ってすぐにその一言とか意味わからんわw
......まぁ、なんとなく察するけどねぇ
「家出してきた理由。あ、ちなみに黙秘権はないから」
『うわ、なにそれ酷い。←
まーいいやー。単純に言うと、あの人についていくのはもう無理。なに言っても聞いてくれないし、そーちゃんも探したかったから出てきたの』
そう言うと、いっくんは優しく頭を撫でてくれた。
...誰かに頭撫でてもらうの、久々だなぁ
『そーちゃん、家出てっちゃってから会ってなくて、
会いたいんだけど、連絡先わかんないし、どこにいるかわかんなくて、いっくんなら知ってるかなぁって...』
「ごめん、壮五の場所は俺もわかんない」
『......そっか』
私が下を向いてため息をこぼすと、いっくんは私を励ますようにこう言った。
「じゃあ、一緒に探すかー」
『え......いいの?』
「別に、俺も久々に壮五に会いたいし、丁度良いかなーって思っただけだし別に良いよ」
『ありがと!!いっくん!!』
けっこう簡潔に説明したけど、いっくんは深く突っ込まず、探す手伝いもしてくれるって。
やっぱりここに来て良かったなぁ......
「......あ。」
『ん?』
「一応、壮五探すことみんなにも伝えときなね?言えるときで良いからさ。
みんな協力してくれるはずだから。それに、ソロでやるよりパーティーでやった方が心強いのは確かだし」
『......わかった』
「よし、良い子」
いっくんは、そう言うと再び頭を撫でてくれた。
「さて、明日も早いしもう寝なよ」
『いっくんは寝ないの?』
「俺?俺はゲームの体力たまったからもうちょいやってから寝る」
『ふふっ、ゲームに関しては相変わらずだねw』
「...だろ?w
ほら、もう寝ろ」
『はぁーい、おやすみ!』
「おやすー」
今日は、人生初の家出して、久々にいっくんに会って、たくさんの人と出会って、たくさん話して、すっごく楽しかったなぁ......
明日起きたら、全員の名前、もっかい聞こーっと......
そーちゃん、はやく見つけ...たい、なぁ......
............。
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霞草(プロフ) - にゃんまるさん» はじめまして!コメントありがとうございます!あ、ほんとですか!?すいません、誤字ですwwご指摘ありがとうございます! (2018年1月4日 14時) (レス) id: 9d5707087f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる(プロフ) - こんにちは。こちらの作品読ませてもらってます!とても面白いです!。 大変言いにくいのですが、ポリ袋じゃなくてポチ袋じゃないでしょうか?そういう仕様でしたらすみません。 (2018年1月4日 13時) (レス) id: f67bcd144c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霞草 | 作成日時:2017年9月26日 16時