第21話 ページ25
解散となってすぐ、いっくんは疲れてたのかベッドにダイブした。
『あはは、ベッドにダイブしてる人久々に見たんだけどーww
だいじょーぶー??w』
「......。」
『??いっくん?』
反応を示さないいっくんを不思議に思った私はベッドに近寄った。
顔を覗き込めば、そこにはすやすやと眠っているいっくんがいた。
こー見るとほんとイケメンだよなぁ...
カシャッ
よし、保存完了。←
私もそろそろ寝ようかな...
そう思い、いっくんの隣に潜り込むが、数分たっても眠れず結局起こることにした。
起きるのはいいけど、いっくん寝ちゃってるからゲームやったら起きちゃうかもだし、とりあえずテラスにでもいこうかな...
夜風に当たりたいし。
思ったことはすぐ行動!
というわけで、静かに廊下へと出て2階のテラスに向かった。
テラスへ出ると、ちょうどいい感じに風が吹いてて涼しく、気持ちよかった。
『おぉ、月きれー...!』
空を見上げると、満月が綺麗に見えた。
『......小さい頃はよく星空見ながら、そーちゃんが歌ってくれたなぁー...
そーちゃん、どこにいるんだろう......』
月を見ながらそう溢すと、自然と涙が込み上げてきた。
『私も、泣き虫になったなぁ...ははっ......』
涙をこぼすまいと必死に上を向くが、それも意味がなく、ポロポロとあふれてくる。
『......〜〜♪』
『〜〜〜♪♪〜〜♪』
昔、よくそーちゃんと二人で歌っていたZEROの曲を歌う。
歌なんて最近全然歌ってなくて、音程ガタガタ、泣きながらだし声も綺麗に出せない、それでも気をまぎらわせようと口ずさむ。
しばらく歌っていると気持ちも落ち着きを取り戻し、だんだん楽しくなってきた。
そして、ちょうど1曲歌い終わり、一息ついていると中からいづみんが拍手をしながら出てきた。
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霞草(プロフ) - にゃんまるさん» はじめまして!コメントありがとうございます!あ、ほんとですか!?すいません、誤字ですwwご指摘ありがとうございます! (2018年1月4日 14時) (レス) id: 9d5707087f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる(プロフ) - こんにちは。こちらの作品読ませてもらってます!とても面白いです!。 大変言いにくいのですが、ポリ袋じゃなくてポチ袋じゃないでしょうか?そういう仕様でしたらすみません。 (2018年1月4日 13時) (レス) id: f67bcd144c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霞草 | 作成日時:2017年9月26日 16時