第２２話 ページ26
いづみside
「はぁ...まとまらない......」
提出する資料を色々と整理して約３時間。
資料が多すぎて中々終わらない。
「誰かに手伝ってもらえばよかったかな......？」
ため息をつきつつ、少し休憩でもしようと談話室へと向かう。
紅茶って何かあったかな？
なんか軽く夜食食べたいな、なんかあるかな？
など考えながら廊下を歩く。
丁度１階に降り、談話室へと入ろうとしたとき、２階からガタッと物音がした。
「？？誰かまだ起きてるのかな？」
２階に上がり辺りを見回す。
「あれ...気のせいだったのかな......」
まぁ、いいか。と踵を返そうとした時、テラスの方からかすかに声がした。
誰だろうと近づいていくと、その声の主はAちゃんであることがわかった。
『〜〜♪♪』
声をかけようとは思ったが、歌っているため少し待つことにした。
それにしても、Aちゃんの歌声、とてもきれいだな...
歌声じたいもとても綺麗で聞き惚れていたが、少し切なそうにも聞き取れるその声は、彼女の心の苦しみを聞いているかのようだった。
「なにか......あったのかな」
正直、気になるし聞きたい。
まぁ、私の性格上、スパッと聞くのは無理だし、話してくれるまで待ってようかな...。
そんなことを思っているとちょうど歌い終わっていたため、拍手をしながら出ていくことにした。
「Aちゃん、歌すごく綺麗だったよ！！うまいね！！」
『いっ、いづみん！？』
Aちゃんは‘いつのまに...’と言い驚きつつ、『ありがとう』と言葉を繋げた。
『...私ね、お兄ちゃんがいるんだ。お兄ちゃん、アイドル目指してて一緒に練習とかしたから、ちょっとうまいのかもw』
「お兄さん！？そーなんだ...！
Aちゃんはアイドル目指してなかったの？」
『私！？んー、私はまぁなりたいっちゃなりたかったけど、無理かなぁーって思ってるしココ入れたからいいんだ！』
アイドルねぇ.........あれ、アイドルって人前で歌う人を主にアイドルって言うよね？
だったら......
「ねぇ！Aちゃん！
このMANKAIカンパニーでアイドルしない！？」
『はぁ？？』
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霞草(プロフ) - にゃんまるさん» はじめまして！コメントありがとうございます！あ、ほんとですか！？すいません、誤字ですwwご指摘ありがとうございます！ (2018年1月4日 14時) (
レス) id: 9d5707087f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる(プロフ) - こんにちは。こちらの作品読ませてもらってます！とても面白いです！。 大変言いにくいのですが、ポリ袋じゃなくてポチ袋じゃないでしょうか？そういう仕様でしたらすみません。 (2018年1月4日 13時) (レス) id: f67bcd144c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞草 | 作成日時：2017年9月26日 16時
