猫被りの病み人間は社畜です【文スト】

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『まあそんな訳で僕は帰ります……とわぁ！？』




椅子から立ち上がろうとすると、眩暈がして、ふらりと椅子に座り込む




エリス「どうしたの？」




『ん〜あー……ちょっと眩暈が』




エリス「大丈夫なのかしら？そうだ！リンタロウに診てもらったらどうかしら」




『森さんに……？』




森「まあ、一応医者だからね」




『そう云えばそうでしたね……』




・




森「……そうだね。疲れと睡眠不足が溜まってるね。後は……栄養不足かな？」




『栄養不足？』




エリス「Aってちゃんと食べてるの？」




『あ〜……。朝は確定で食べませんし、夜も殆ど食べませんね。昼はおにぎりとかサンドイッチとか、片手で食べれるものが多い……というか殆どそれですね。お弁当とかは大抵食べません』




森/エリス「「えぇ……」」





『なんですか』




少し引いたように2人は云う




仲良いな




森「しっかり食べないと倒れるよ」




『仕方無いじゃないですか。ご飯食べる時間があるなら仕事しますよ』




満更でもなくそう云うと、森さんは口に手を当てて何かを考える




『……？どうしたんですか？』




森「よし、休みを取りなさい」




『はぁ？』




何云ってるんだこの人は




『休みを取れる程忙しくない訳無いでしょうが』




驚きすぎてよくわかんない日本語になってる




森「でもこのままじゃ倒れるよ？」




『その時はその時です』




エリス「その包帯も性別もバレるわよ？」




『判りました休みます』




森「即答……」




バレたく無いからね




エリス「そうと決まれば先ずは栄養を取りなさいね！」




『え』




森「そうだね。何がいいかい？ほら、これ店が載ってある本」




『え、ちょ、あの』




エリス「服も選ばないとね！」




『あの、』




話聞いて！？




・




杏月「すみません首領！Aを引き取りに……って、え？」




急いで扉を開いた杏月




目の前には着せ替え人形にされまくり、お店を選ばされているA




杏月「ドウイウジョウキョウ？」

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