愛情を貰え過ぎた少女と愛情を貰えなかった少女【文スト】

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乱歩「A……？」




『っ、なんでっ……！』




あえぐようにAは言葉を紡ぐ




『なんで、貴方達は理解してくれないんですか！？追求してくるんですか！？』




『これ以上追求して来ないでくださいよ！そんなにも彼女が傷付いて良いんですか！？』




叫ぶようにAは云う




Aの髪が、まるで彼女の意思を表すかのように風に揺られ散る




綺麗だと思える程に




『私はもう…！私はもう、これ以上彼女が傷付いて、悲しんで……』




『彼女の涙は見たくないんですよ！』




『お願いします……このまま帰って下さい』




懇願する




｟私は、一生悪役で良い｠




｟それが私の償いだから｠




一息で云ったように、Aは肩で息をする




近くの茂みがガサガサ、というような音を立てる




『……？』




茂みから出てきたのは麗奈だった




「A」




『っ……なんで、麗奈がここに……』




乱歩「僕が1人でここに来れると思ってるの？」




『っ……付き添いは麗奈だったんですね……』




後退りし乍Aは云う





何時でも移動出来るようにしている




「ねぇ、A」




『！？』




少しずつ近付いて来ていた麗奈が、Aを抱きしめる




『ちょ、』




Aは麗奈を突き放そうとする




Aが行動する前に、麗奈が口を開く




「お願い、教えて？」




『っ！』




「知らないと、私は先に進めないと思う」




少しAの顔が歪む




『……駄目なの、私は、貴方が悲しむのが耐えられない』




「大丈夫だよ」




「私には、探偵社のみんなが居るから」




「それにA、貴方もね」




『っ麗奈……』




すっとAは麗奈から離れる




「A？」




Aは少しの間顔を伏せていたが、すぐに顔を上げる




『判りました、探偵社に戻りましょう』




Aは笑顔で云う




『真実をお話します』




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#stop war




文ストにも平和が訪れて欲しいです

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