愛情を貰え過ぎた少女と愛情を貰えなかった少女【文スト】

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国木田「だーざーい！今日こそはちゃんと仕事をしろ！」




乱歩「誰か〜お菓子足りないよー！」




敦「えっと、こ、これはどうすれば……」




今日も今日とて武装探偵社は社内の問題で騒がしい




其の問題を解決しようと、1人が動き出す




「そうですよ、太宰さん！ちゃんとお仕事してください！国木田さんが疲労で倒れちゃいます！」




「どうぞ乱歩さん！又お菓子が足りなくなったら呼んでくださいね！」




「敦くん。これはね、此処をこうやってこうしたら出来るようになるよ」




私の双子の姉である麗奈




いつも明るく優しく、元気な彼女はまさに愛されキャラ




いそいそと動く麗奈を何をするとも無く見ていると




事務員達の方から小声で、もう聞き慣れた文章が聞こえる





＿＿麗奈ちゃんはあんなにも人を気遣う良い子なのに妹のAちゃんとは大違いだね＿＿




＿＿Aちゃんと麗奈ちゃんは似てないよね。本当に双子なのかしら＿＿





皆さん、ヒソヒソ五月蝿いですよ




何て云っても効果が無い事は知ってる




私にはいくら云っても良いよ






だって慣れたから







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






『国木田さん。出来上がった資料置いておきますね』




資料を置き乍未だお取り込み中(太宰さんにキレている途中)の国木田さんに声を掛ける




国木田「あ、嗚呼。判った」




「ねえA、Aも太宰さんに何か云って？お仕事してって！」




麗奈にそう云われ、仕方無く口を開く




『太宰さん、お仕事して下さい。残業は厭です。太宰さんが残業代を支払ってくれるのなら別ですが』




チラッと麗奈を見て云い、その場を離れる




後ろから、麗奈の謝る声が聞こえた

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