37話 ページ39
旧西尾邸
昔いた富豪の屋敷でありそこはAの実家でもあった
屋敷はもう既にボロボロで廃墟と呼ぶに相応しかった
森さんの云う通りAはここに居るようだ
GPSもここを指している
「へぇー此処に彼女がいるんですかー随分良い趣味をしてますねー」
「そうだね」
私は扉に手をかけて中に入ろうとしたその時──
「あ、太宰さんそこ危ないですよ」
ドーーーーンッ
空から何か降ってきた
空からの落下物は見事私に当たった
「…………やぁ中也随分派手な登場だね」
私は
「御託はいい……それより手前…Aを何処やった!!」
中也は地面に倒れている私の首根っこを掴みそう云った
「残念だけど私は何も知らないよ。だからAを探しにここへ来たんだ君もそうだろ?」
「あぁ?ンでそんなこと……」
「森さんにここを教えてもらったんだよ。それよりも私は君に構っている暇ないんでねッと」
中也の懐に蹴りを入れて勢い良く立ち上がる
「うおッ?!」
中也はうまく吹っ飛んでいった
「さーて私は先に行かせてもらうよ真ちゃん君はそこで待っていてくれたまえ」
「いえ、不肖私もお供させていただきます。そちらの方はほっておいていいんですか?」
「あぁ、あれのことは気にしなくてもいいよ」
そう云って私は真ちゃんを連れて屋敷の中に入った
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aoihosi1016(プロフ) - 中也endも読みたいです!楽しみにしています!! (2020年4月6日 2時) (レス) id: e749c9c1e6 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 頑張って下さい!更新待ってます! (2020年3月18日 8時) (レス) id: 8ab0d0e315 (このIDを非表示/違反報告)
綾津 - 文ストも物語シリーズも好きなので、この作品が大好きです!更新楽しみにしてます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 3cda621b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪燐 | 作成日時:2019年7月30日 13時