霊が十九人 ページ20
グ「まったく…コイツの見張りも疲れたぞ。」
春「ずっといたの…?」
グ「あぁ。ずーっとここにな。」
グレイは小さい身体ながらもジトーっと春水を睨んだ。
春「こうなることを知っていたの?グレイ。」
春水は伸びをしているグレイにそう聞いた。
グ「いいや…コイツが大人しく寝てるやつじゃねぇと知ってるからだ。まぁ…少しは知っていたがのう。」
グレイはそう呟きながら春水の膝の上に座った。
春「敵の正体も知ってるって事だよね?それ。」
僕の問いに、グレイはピクリと耳を動かしたがなにも言わずAちゃんを見つめるだけだった。
そして数時間後…
あ「…?ここは…」
春「…おっと…起きたかい?」
危ない…僕としたことが寝ちゃうとこだった…
グ「…スピー。」
グレイは寝てる様だね…。
あ「あぁ……ぐっ…。」
春「動いちゃ駄目だよ!傷は思ったより深くは無かったけど場所が悪くてね…しばらくは痛むと思うよ。」
あ「こんな所でへばっている場合ではない…はやく総隊長の所に…!」
総隊長?山爺の所か…なにかあったんだな…
春「山爺の所には行かせないよ。傷が癒えるまで君はここで休むこと!山爺には僕から報告するから、教えてくれる?」
あ「……はぁ、分かった。ただ、総隊長に報告するのは私だ。……敵はすぐ近くにいる(ボソッ」
春「…?まぁ…分かった。取り敢えず今は休んでいなよ?あ、首に巻いてた布だけど汚れちゃったから後で返すね。じゃ、僕は輝夜ちゃんの所にいってご飯取ってくるからここで待っててね。」
春水はそう告げると、部屋を後にした。
あ「待ってろ…か。グレイ…総隊長に報告してきてくれないか?……敵が誰なのかを。そしてこれから何かが起こりうるということも…ね。」
Aの言葉にグレイは起き上がると、ボフン!とその場から消えたのだった。
あ「つつ…やっぱり奴の刀は恐ろしいな…白狐がいなかったら……いや、今回は春水に救われたか。」
?『君なら私の話を聞くと思ったのだが……ゆっくり話している場合ではないようだ…だが、いずれ私の言った事が分かる。A、その時までに覚悟を決めることだ。仲間を殺したく無かったら…ね。』
あ『ふざけるな…!誰がそんな戯れ言に!!!?』
?『なら…ここで死んでもらうしかないようだ。とても残念だよ…君ほど優秀な死神はいないから助けてあげるというのに…。』
あ『助けはいらない!』
あ「助けはいらない…か。」
その声は少し悲しげだった。
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ユキユキ (本体)(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます! 更新頑張ります^^ (2017年10月11日 2時) (レス) id: fee4a0facb (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 体調崩さない程度で更新頑張って下さい! (2017年10月10日 12時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ユキユキ (本体)(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 申し訳ございません!!!めちゃくちゃ更新遅れてました(´;ω;`) 時間見つけながら話を考えてるんですがよく寝落ちで消えたりで災難?ばっかりでして笑更新遅れてしまった分も頑張って行きますのでよろしくお願い致します! (2017年10月10日 1時) (レス) id: fee4a0facb (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています。もう更新はされないのでしょうか? (2017年10月10日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ユキユキ (本体)(プロフ) - スノーだるまさん» ありがとうございます!藍染…ホントですね笑 簡単に見つけられる方法を教えていただきありがとうございます(*⌒▽⌒*) (2017年8月17日 20時) (レス) id: fee4a0facb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキユキ x他1人 | 作成日時:2017年2月19日 4時