霊が十一人 ページ12
京「…。」
なにかおかしいねぇ…Aちゃんの霊圧が少しだけ揺れた…
「…い!……ん…い!!」
あ「おい春水!!」
京「…!?」
あらー、ボーッとしてたな。
あ「大丈夫か?」
京「大丈夫だよ。ちょっと考え事!」
あ「そうか。…輝夜、確か書物庫の奥に死神の虚化についての本…あったよな?」
八神家なら…きっと知っていたはずだ。
輝「いえ…ただあるという言葉を聴いた限りです。…もしかすると中央四十六室によって処分されている可能性もございます。」
あ「…そうか。まぁ調べてみるさ。それと輝夜。」
Aは輝夜に近付くと耳元で何かを言った。
京「?」
輝「っ!!よろしいのですか?」
あ「あぁ。一応総隊長から許可は得ている。」
輝「承知致しました。私はいつまでもここで貴方様をお待ちしております故…必ず帰ってきてください。」
あ「わかった。」
…必ず帰ってこい…か。
佐上には黙っておこう。
京「何の話だい?」
気になるなぁ。
あ「気にしないで…私個人の事だ。」
輝「京楽隊長様にはまったく関係のないことですわ。」
あ「…嫌われたな。」
あの輝夜がここまで嫌うとはね…
京「えっ!傷付いたな…今度お団子でもどう?」
輝「……………………八神様がいるのなら構いませんが。」
京「いやいやいや…今の間があったよね!?Aちゃん〜なんとかしてよぉ〜!」
いい歳した大人が何やってんだ…
あ「輝夜、放っておけ。…後キモイぞ春水。」
あ、完全に折れた。
京「……キモイ…キモイか。…もうお団子でもなんでもいいよ…」
輝「…なんでも……?…お汁粉なら行ってあげても構いません。…八神様も一緒ですけど。」
あ「…輝夜、お前はお汁粉が食べたいからだろ。もう私が悪かったから春水、お前はキモくはないぞ。」
なんで私が…まったく…
するとシュバッと効果音が付くほど立ち直った春水だった。
輝「……」
あ「言うな輝夜。…また面倒になる。」
京「もういいよ。わかってるから。」
…グサって刺さったけど。
あ「そうか。…そろそろ書物庫に行こうか…現世には浮竹隊長を待たせているからな。」
ここで油を売っているわけには行かない。
京「そうだね。…僕も大人げなかったよ。」
輝「…そういえば、涅隊長がここに来ていましたよ?…結界を張っていたので引き返した様でしたが、なにかあったのですか?」
あ「…マユリが?…あぁ、後で行くと伝えろ。」
そして色々話をしながら書物庫に消えていった。
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ユキユキ (本体)(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます! 更新頑張ります^^ (2017年10月11日 2時) (レス) id: fee4a0facb (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 体調崩さない程度で更新頑張って下さい! (2017年10月10日 12時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ユキユキ (本体)(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 申し訳ございません!!!めちゃくちゃ更新遅れてました(´;ω;`) 時間見つけながら話を考えてるんですがよく寝落ちで消えたりで災難?ばっかりでして笑更新遅れてしまった分も頑張って行きますのでよろしくお願い致します! (2017年10月10日 1時) (レス) id: fee4a0facb (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています。もう更新はされないのでしょうか? (2017年10月10日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ユキユキ (本体)(プロフ) - スノーだるまさん» ありがとうございます!藍染…ホントですね笑 簡単に見つけられる方法を教えていただきありがとうございます(*⌒▽⌒*) (2017年8月17日 20時) (レス) id: fee4a0facb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキユキ x他1人 | 作成日時:2017年2月19日 4時