番外編 ページ22
『七海さん、灰原さん、お久しぶりです。』
「Aちゃん!久しぶり!」
「お久しぶりです。Aさん。」
『これ、仙台のお土産です。2人にちゃんと渡せて良かったです。』
虎杖と釘崎が正式入学してから数日後、Aは応接室で出張から戻り、任務報告をしに高専に訪れた七海と灰原と会っていた。
「どうですか?ここでの生活は?」
『すごく楽しいです。これが学校生活なんだって、ずっと憧れていたので。』
「今年は3人だったっけ?」
『いえ、新しい子が入ったので4人になりました。』
「去年と同じ人数ですね、珍しい……。」
「僕たちの時よりも多いね。」
『五条先生もそう言ってました。』
Aは七海と灰原共に幼少期の特訓相手だったこともあり、学生時代、早くも特級呪術師として活躍しだし、あちらこちらで任務を遂行していた五条達よりも話すことが多々あり、特に灰原に関しては耀哉の準専属従者でもあるため話すことが多いのだ。
「そういえば、耀哉様から聞いたんだけど近いうちに特級に昇格できるかもしれないんだってね。」
「そうだったんですか?」
『はい、安倍川次期当主として恥ずかしくないようにしたいと思ってます。』
「(既に耀哉様は自慢の子供だって褒めてるけどね。)」
「これで特級呪術師は6人になりますか……」
「耀哉様と夏油さん、五条さんに乙骨君に九十九 さん、そこにAちゃんが入るのかー。」
『あくまでも、近いうちに、なので本当に昇格するかはまだ未定ですよ。』
そういうAだが、七海達はAの実力を知っているため、いつ特級に昇格してもおかしくないと思っていた。
しばらく色々なことを話していたが、Aがふと時計を見て声を上げた。
『すみません、そろそろ戻ります。』
「任務?」
『いえ、家入先生に反転術式の特訓を頼んでるんです。』
「………家入さんにですか?」
『? はい。』
家入の説明が下手なのを知っている七海はげんなりとした表情になっていてAは不思議そうに見ていた。
『それじゃあ、そろそろ……
七海さんも灰原さんも任務で忙しい中ありがとうございました。』
Aは2人に頭を下げ、家入のところに向かった。
「……すっかり成長したねー。Aちゃん。」
「…そうですね。」
小さい頃を知っている灰原と七海は少し目を細めると、2人も応接室から出た。
「だからそこはひゅーっひょいっだよ。ひゅーってやってひょい。」
『ひゅーっひょいっ……?(こんな感じかな……)』
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星空(プロフ) - Tyinaさん» やっぱりですか!そうですよね、鏡花ちゃんと夜叉白雪良いですよね(紅葉姐さんの金色夜叉も素敵です) (2021年5月30日 23時) (レス) id: ad3ae7d03c (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 星空さん» あ、わかっちゃいました笑、私、鏡花ちゃんの夜叉白雪がめちゃくちゃ好きで、人型の術式=夜叉白雪、みたいなところがありまして笑 (2021年5月30日 23時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - 夢主の術式の夜叉白雪、、、文ストを思い出しました笑(そういうつもりは無かったら申し訳ないです…) (2021年5月27日 18時) (レス) id: ad3ae7d03c (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!!こちらのミスで非表示になってました! (2021年4月29日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - さきんちょさん» 喜んでいただけて幸いです!もう少しあとの予定にはなりますが過去編を作る時、耀哉様を今よりも出す予定なので、待っててください! (2021年4月29日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyina | 作成日時:2021年3月27日 20時