赤塚高校鍵異変番外 (ページ5)

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①[氷の兵士](主人公過去編2) ページ5

天使界:天使兵訓練所、side:主人公
私は天使兵。
大天使"アステリア"様を守る、兵士。
周りの皆は決まって私のことをこう呼ぶ。
"氷の兵士"…と。

貴「…本日の訓練、完了」
上級天使兵「おう、Aお疲れ様。
ゆっくり体を休めておけ、命令だ」
貴「了解」

先輩の天使兵に会釈し、用意された部屋に向かう。
周りの皆はまだ訓練をしている。
すれ違う中、悔しそうに泣いたりしている兵もいる。

貴(…理解不能)

私には何故、"泣く"のか理解が出来なかった。
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天使界:天使兵寮の個室
部屋に帰ってくると、言われた通り休むことにした。

貴(もうすぐ、天使兵の役目も終わる…)

前の大天使様が辞退するまでは、物騒な事が多く、戦闘に特化された者達は兵士になっていた。
勿論、"裏の仕事"も多数こなすことも。
そして、今の大天使様…"アステリア"様が就任すると、それらは地上界へと落とされていった。
…今度のランク承認試験で、天使兵としての役目も終わるが。

貴(…兵士としての役目が終わったら眠ればいい)

普通に生きるなんて、絶対に無理だ。
目を閉じたその瞬間、外が騒がしくなった。

放送『天使兵の皆さんは至急、大天使の間に集まってください、繰り返します…』

休む暇もなく、急いで大天使の間に向かう事にした。
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