Episode 13 ページ15
No side
ス「さて、と……俺らも魔獣退治に行きますか」
スバルの言葉で緩んでいた空気が締まる。
エ「そうね。クロウリーさんは敷地内にある森って言ってたけど、何処にいるのかな……」
ス「俺の匂いに釣られてくれんなら万々歳なんだけど……とりあえずやってみっか」
「わかった。耳は塞いだ方がいい?」
ス「あぁ。必ずそうしてくれ」
アイズとエミリアは耳を塞ぎ、スバルの方を見る。何時でも大丈夫だと言う合図だ。
ス「いくぞ……俺は、死に戻─────」
途端、スバルの世界の時が止まる。停滞した世界で影の魔手が創られていく。その魔手は段々と女性の手の形になり、スバルへ近づいた。そしてスバルを愛おしむ様に撫で───
『─────』
スバルの意識が停滞した世界から戻ってくる。
「っ……ぅあ……ゼェ…ハァ……どうだ?魔獣は……」
スバルの質問に対しアイズは首を横に振る。
「魔獣どころか気配すら近づいてない……」
エ「こうなったら、手分けして探すしかないみたいね」
ス「っ……(魔女が来た感覚はあった。なのに魔女の残り香が出ないのは何でだ?)」
「?……スバル、どうしたの?体調が良くないなら休んでても────」
黙りこくってしまったスバルに、アイズが心配そうに声をかける。「いいよ」と言おうとした所でスバルが口を開いた。
ス「いや、大丈夫だ。ちょっと考え事してただけ。ほら、見ての通りピンピンしてっからさ!」
エ「少し顔が青いし、ピンピンしてる様には見えないけど……」
ス「エミリアたんマジレスしないで!?」
「フフッ……いつものスバルだ。わかった、スバルを信じる。でも無理はしないでね」
アイズの瞳から不安の色は完全には消えないが、納得したようだ。
そしてアイズはエミリアへ向き直る。
「エミリア様、何かあったら私を呼んでくださいね。私はエミリア様の傭兵ですので。スバルも同じ。何かあったら呼んで?」
エ「うん、ありがとう。アイズとスバルも何かあったら私を呼んでね?2人ともすぐ無茶するんだから」
「……善処します」
ス「女の子2人に守られるとか男として情けねえ……」
エ「もう、茶化さないの!……約束よ?」
エミリアの真剣な表情に2人も頷く。
「お昼頃にもう一度集合しましょう。場所は此処で」
ス「了解」
エ「わかったわ」
────魔獣捜索 開始────
- 金 運: ★☆☆☆☆
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もち雪(プロフ) - 藍罹さん» コメントありがとうございます!レム…この時間軸のスバル達は既にレムが眠り姫になった後なので、この本編には登場しないかもです…でも近いうちにリクエスト基本の番外編を作ろうと思ってるので、そちらでは絶対登場させます!出来たらリクエストもお願いします! (2020年12月13日 11時) (レス) id: 45bdd94638 (このIDを非表示/違反報告)
藍罹(プロフ) - リゼロとのコラボ最高です!!これからも頑張ってくたさい!!(レムが登場するか気になってるなんて言えない…←) (2020年12月12日 13時) (レス) id: ca4521f359 (このIDを非表示/違反報告)
もち雪(プロフ) - 名無し8008号さん» コメントありがとうございます!実は直訳しただけとか言えなi(((殴 (2020年11月29日 11時) (レス) id: 45bdd94638 (このIDを非表示/違反報告)
名無し8008号(プロフ) - ツイスッテットワンダーランドを「歪んだ不思議な国へ」にしてるの好き((( (2020年11月26日 17時) (レス) id: 2717b70048 (このIDを非表示/違反報告)
もち雪(プロフ) - こんぶんさん» コメント嬉しいです!ありがとうございます(*´ω`*)以前よりは遅くなるかもしれませんが確実に更新はするので、楽しみに待っていて欲しいです! (2020年11月1日 1時) (レス) id: 45bdd94638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち雪 x他1人 | 作成日時:2020年8月5日 15時