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私たち四人は茂夫が霊を閉じ込めた体育館に入る。
中では体育の授業中であろう生徒達が楽しそうにバス
ケをしている。
「なによ、どこにも霊なんて居ないじゃない。」
二人がそう言った瞬間、女子生徒が投げたボールが空
中で止まった。
「…え？」
明らかに不自然に宙で固まるボールを見て生徒たちは
ざわめき出す。
「何あれ！？あれも霊の仕業なの！？」
チヒロさんとマリさんは信じられないと言った目でこ
ちらに聞いてくる。
『悪霊の仕業です、あそこよく見てください。』
宙に浮いたボール。そこからだんだんと霊は姿を現し
ていく。
そこには、天井にも届きそうなほど大きい学生の姿を
した悪霊がいた。
「見つけたよ。」
「ひっ…きゃああああああ！？」
あまりの出来事に体育館中が恐怖で包まれる。
「霊能力者のオスガキ…よくも僕を閉じ込めてくれた
な…馬鹿にしやがって、僕の楽園を荒らす気か？」
悪霊は自分の存在を脅かす茂夫にとても敵意を抱いて
るようだ。
「ひいっ、なんなの！？どうしたらいいの！」
「逃げよう！？先生囮になってよ！！！」
「ちょまっ…」
生徒たちは混乱して出口で押し合いになっている。
てかさらっとひどい奴いたな。
「みんなーっ！落ち着いて！！大丈夫だから！こんな
こともあろうかと思って…
私たちは助っ人の霊能者を雇っておいたのよ！！
さあ影山くん！黒永さん！！お願い！！」
そう言って私と茂夫は押し出されるように悪霊の前に
立った。
『…えーと、今までこの学校で起きた怪奇現象はあな
たがやったの？』
とりあえず聞いとこ…まあ間違いなくこいつなんだろ
うけど。
「だったらなんだって言うんだ！謝ったらほっといて
くれるのか！？」
『いや…私たちも依頼でお金もらってるから除霊はし
ないといけない…なんかごめん』
すると悪霊は私と茂夫に向かって手を振り下ろす。
「馬鹿にするなよ！！！！！！だらぁっ…！！！」
けどその手は私に届く前に茂夫に吹き飛ばされる。
「へっ？」
「(やばっ…霊能力者舐めてた…このままじゃ消され
ちまう…！！！)」
焦った悪霊は人質をとって逃げれるとでも思ったのか、
一般生徒に近づいて手を伸ばす。
「君に決めタァ！！僕と一緒に行こうか！！！！」
『危ない！！』
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匿名 - めちゃめちゃ面白くて休日使って徹夜で読み入っちゃいました…！叶うならまた続きが読みたいです！！ですが無理はなさらず！とても良い小説でした…🙏🏻 (2022年10月16日 6時) (
レス) id: cd3cb9428a (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好きのただのOTAKU(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2021年12月18日 8時) (レス) @page17 id: c8883aad80 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 初めまして。とても面白い作品でした。続きが待ち遠しいです (2021年6月18日 23時) (レス) id: 245cc3bf06 (このIDを非表示/違反報告)
ぽめしばちぃーず - ぽんさん» ぽん様 わざわざ教えていただきありがとうございます。そひてご迷惑をおかけしました。私も投稿する前に気がつかず不快な思いにさせてしまいました。反省し、これからはこのようなことないようにいたしますので何卒お願いいたします。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 4a58a7bd08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽめしばちぃーず | 作成日時：2021年1月27日 22時
