第44話:合同任務 ページ6
霊とか相談所の公式HPを作ったらその反響は…
意外と良くて、事務所に依頼される内容も本格的な除
霊がちらほら増えてきた。師匠はこのまま有名になれ
ばメディア進出も狙えると言っていた。
僕はマッサージができない分、たまに来るこういう簡
単な除霊を担当している。時給ももらえるし、超能力
の使い方もアドバイスしてくれるし、
アルバイトで不満を感じた事なんて一度も無かった。
「あれが今回の待ち合わせ場所。聖ハイソ女学院…
私立のお嬢様高校だな。」
「よっし！！依頼人が待ってる。
行くぞ！！モブ！A！！」
この日までは…。
『…行くぞじゃねーよ！あんたと茂夫なんつーかっこ
してんの！？』
と師匠の腰を思い切り蹴り飛ばすAちゃん。
そう、僕たちは今他校の制服を着て依頼先だという女
学校の前に来ている。
「なんつーかっこって…見れば分かるだろ。JKだ。」
自信ありげにそう言う師匠に少し不安になる。
「(どうして2人女装していけると思ったんだろう。
)」
『馬鹿か！！茂夫はまだしもどう見たってあんたはア
ウトだろ！！！』
「え。」
すね毛剃れよ！！！と叫ぶAちゃんはいつもと
違うブレザーを着ていて大人っぽくていいなと思って
しまう。
「師匠。これ僕と師匠じゃなくてAちゃんだけ
とかもっと他にいい方法あったんじゃ…」
そんなことを言っていると門の前で騒いでいたからだ
ろう、警備の人が来てしまった。
僕たちを見るなり笛を鳴らし近づいてくる。
「待て！！お前何をやっている！！？」
「はい？」
師匠はいつもより高い声で素知らぬ顔をしてそのまま
入ろうとしている。
「ここの生徒ですけど？」
「こちら正門前！！不審者が現れた！応援頼む！」
かなり大ごとになってるなあ。
Aちゃんは言わんこっちゃないといった顔でそ
の光景を見つめている。
「ちょっとひどくな〜い？」
「この変態ヤローが！！」
「どうして見破られた？ポニテまでしたのに…」
「馬鹿にしてんのか！！」
「(やっぱり無理があった… でもすぐ見破られてよ
かったな。こんな格好で潜入なんか嫌だし…
Aちゃんには悪いけど僕達は何か他の…)」
そんなことを考えていると警備の人は僕とAち
ゃんの方に手を置いて学校の中へと促した。
「危なかったね 君“たち“ 。不審者は我々が対応する
から早く行きなさい。」
「『えっ。』」
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匿名 - めちゃめちゃ面白くて休日使って徹夜で読み入っちゃいました…！叶うならまた続きが読みたいです！！ですが無理はなさらず！とても良い小説でした…🙏🏻 (2022年10月16日 6時) (
レス) id: cd3cb9428a (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好きのただのOTAKU(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2021年12月18日 8時) (レス) @page17 id: c8883aad80 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 初めまして。とても面白い作品でした。続きが待ち遠しいです (2021年6月18日 23時) (レス) id: 245cc3bf06 (このIDを非表示/違反報告)
ぽめしばちぃーず - ぽんさん» ぽん様 わざわざ教えていただきありがとうございます。そひてご迷惑をおかけしました。私も投稿する前に気がつかず不快な思いにさせてしまいました。反省し、これからはこのようなことないようにいたしますので何卒お願いいたします。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 4a58a7bd08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽめしばちぃーず | 作成日時：2021年1月27日 22時
