第40話:噂との遭遇 ページ41
仕切られた個室の外からはキーボードを打つ
音やいびきなどが聞こえて来る。
『…で、なんでココ何ですか？』
私たちは今、ネットカフェにいます。
『え、仕事は？都市伝説の調査しなくて良い
んですか！？』
そんな私を霊幻さんは馬鹿を見るような目で
見てくる。
「馬鹿か？真面目に子供相手に聞き込み調査
してたら通報されかねん。」
お前一回通報されてるだろ…。
「これ何ですか？掲示板…」
「地元中学生が作った裏サイトだよ。」
「『裏サイト…』」
私と茂夫は目をパチクリさせて顔を見合わせた。
『あー、今や誰でも扱えるツールですもんね。
インターネットって。それを使って調査する
ってことですね？』
「そうだ。この中に有益な情報があるかもし
れない。」
パソコンの画面には陰口などで埋もれている。
「すごい…悪口ばっかり。」
『まあ裏サイトだもんね。わざわざ隠して書
き込みするんだからろくなもんじゃないよね。』
「罵詈雑言の中に…お！！見ろよ。」
霊幻さんがマウスで指し示すところに目を向ける。
『ダッシュ婆がマジで速い…』
「人面犬とダッシュ婆の目撃情報だ。まさかの
ヒット…」
「すごい量の書き込みですね。あ、これ…人面犬
の写真じゃないですか？」
三人でパソコンの画面を覗き込む。画質が粗くて
よくわかんないけど、確かに犬の顔が人のように
も見える。
『うわ、住所まで書いてるし…』
「深爪4丁目か…確かめるしかないだろう」
三人でネットカフェから出て目的地まで歩く。
住所を調べたところ普通の一軒家のようだ。
『一軒家にいる人面犬なんて大体予想はつき
ますけど…確認のためですもんね。』
「あくまで依頼だからな。」
行く道のコンビニで霊幻さんが買いたいもの
があるらしく付き合っていると店の中にいた
子供達がやけに騒いでるのが目についた。
「なあさっきのおっさんちょー怪しかったよ
な！！なにがレーノーリョクシャだよ！」
「ヒロくんちのママ警察呼ぼうとしてたね！！」
耳に飛び込んできた霊能者という言葉。
多分森羅さんしかいないだろう。
「あのデブ…面倒な事になってるな。」
横で聞いていたのだろう霊幻さんも困った様子だ。
「警察沙汰って結構まずくないですか。」
だよねー。それこそ依頼どころじゃなくなるし…。
エクボも霊以外はどうもできないだろうしなあ。
『じゃあ私、様子見てきましょうか？』
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ぽめしばちぃーず - ただのアニメ好き☆さん» 前回もコメントありがとうございます！皆さんが読んでくださっているので続けられています！本当にありがとうございます！ (2019年4月8日 11時) (
レス) id: dc66c6f612 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - とってもお話面白いです！無理をなさらずに更新頑張ってください！ (2019年4月8日 1時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 返信嬉しいです！これからも読み続けさせていただきます！ (2019年4月7日 11時) (レス) id: 9791386aac (このIDを非表示/違反報告)
ぽめしばちぃーず - れいなさん» れいな様。感想ありがとうございます！更新頻度が低下しないように頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年4月6日 11時) (レス) id: dc66c6f612 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - とても面白いです！続き待ってます！ (2019年4月6日 10時) (レス) id: 9791386aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽめしばちぃーず | 作成日時：2019年4月2日 15時
